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アウグスティヌス著作集15 神の国5 第19-22巻
本分冊は『神の国』第一九巻から第二二巻までを収めている。
第一一巻にはじまるこの書の後半は、神の国と地の国という二つの国、あるいは人類の二つの奔流と呼ぶものの起源と経過を述べたもので、本分冊はその最後の部分である。(「はしがき」より)
[目次]
第一九巻 最高善に関する哲学者たちの見解。これに対して、天の国はいかなる平和や幸福が属するか、またキリスト教徒たちはこの悲惨な現実の世においていかなる状態にあるか、さらに来たるべき世においていかなる報いを受けるか、を論ずる(ヴァロによれば、最高善に関しては二八八の異なる学派がある/最高善に関するヴァロ自身の見解/言語の相違と戦争の悲惨/天使の友情/聖徒たちへの報い/二つの国と地上の平和/真実の神の崇敬と真実の徳/地上の平和の不完全さ ほか)
第二〇巻 最後の審判においていかなる出来事が起こるか、それについての旧新約聖書の証言(神の審き/この世における計りがたい神の審き/悪魔の捕縛と解放/魂の復活/天からの火/新しい天と新しい地/選ばれた者と捨てられた者/審判者としてのキリスト ほか)
第二一巻 悪魔とそれに属する邪悪な者たちが断罪されて受ける永劫の罰と、それを否定する考えを持つ者たちに対する反論(議論の順序/身体は燃える火の中で永続できるか/奇跡を信じる理由/地獄と永劫の罰の本質/最初の違反の大きさ/この世における時間的な罰/施しのわざの中で犯された罪は審かれることはないのか ほか)
第二二巻 神の国の永遠の至福について。永遠の至福において、聖徒たちの身体は霊的な身体へと更新され、完全な自由を得る(天使と人間の創造/神の永遠かつ不変の意志/身体の復活を信じない人々/流産した子に復活はあるか/女性は復活後なお女性であるか/義人の受ける苦しみ/創造者の与えるこの世の善/身体の復活を認めない人々の頑迷さ ほか)