商品詳細
タグ
説明
待望久しい『告白録』新訳の後半。
ミラノにおけるアウグスティヌスの受洗から、母モニカの死にいたる30歳代前半の出来事と、記憶の問題、時間論、そして創世記の解釈の問題が論じられ、締めくくりの祈りで閉じられる。
「祈り」の部分には自由詩の形式を取り入れ、アウグスティヌスの思想と信仰をより理解しやすいように工夫した。
山田晶訳以来ほぼ40年ぶりの新訳です。
解説・索引も充実。
[目次]
第九巻 ミラノにおける洗礼とオスティアでの母モニカの死(神の憐みの讃美と自分の惨めさの告白/修辞学教師の職を辞任する時期と理由、肺を患う/修辞学教師の辞職 ほか)
第一〇巻 現在の告白、記憶の問題、誘惑の問題(現在の告白/記憶の問題/祈り/誘惑の問題/真の仲保者キリスト・イエスによる救い)
第一一巻 神による創造と時間の問題(告白の意図/神による創造、聖書の解釈/時間の問題)
第一二巻 聖書の神による創造に関する記述(聖書の言葉を前にしての祈り/「天と地」と創造の解釈/聖書解釈の多様性における真理と愛 ほか)
第一三巻 創世記にある創造物語の比喩的解釈(創造主なる神への呼びかけと祈り/創造物語の比喩的解釈/神による平安と永遠の憩いを求める祈り/『告白録』に関するアウグスティヌスの証言)