聖書・讃美歌集
「聖書の選び方」ガイド
【聖書の選び方】ガイド
「数ある聖書のなかから、どれを選べばいいでしょうか?」というご質問をよくいただきます。
本来ならばご来店いただいた上で、実物を手にしながらご利用用途にしたがってお選びいただくのが一番よいのですが、インターネット通販においては下記のようにご案内しています。
1.聖書をはじめてお選びになる場合
まったく初めて聖書をお選びになる方には「新共同訳の旧新約聖書」をお勧めしています。
新共同訳は新しくそしてもっとも広く使用されている聖書ですので、個人で読むのにはもちろん、やがて礼拝などに参加する機会が訪れた時に、そのままご利用になれる可能性が高いからです。
キリスト教では「旧約聖書」「新約聖書」のどちらも聖典ですので旧・新約聖書が一緒になったものをお求めください
手ごろなお値段で比較的持ち歩きやすい中型聖書や小型聖書が人気です。
※最初から礼拝などで使用する目的でお選びになる場合は、事前に教会・団体の責任者の方にどの聖書を使っているかをお確かめになってからご購入ください。
2.「翻訳の種類」からお選びになる場合
当店で扱っているおもな聖書を「翻訳の種類」で分けた場合に次のようになります。
なお、英語聖書をお求めの場合は「英語訳聖書お求めの手引き」をご参考にしてください。
3.「聖書の構成」からお選びになる場合
聖書は次のような構成で成り立っています。
(A):旧約聖書(創世記~マラキ書)
旧約聖書はモーセ五書、預言書、諸書から構成されています。礼拝でよく読まれる詩篇もここに入ります。ユダヤ教で「聖書(タナフ)」とされる部分でもあります。
(B):旧約聖書続編(トビト記~マナセの祈り)
旧約聖書続編は、カトリックの第二正典の範囲と聖公会のアポクリファの範囲をカバーしています。プロテスタントでは外典と呼ばれるものです。ただし、正教会などで聖典とされているいくつかの文書は含まれません。
(C):新約聖書(マタイによる福音書~ヨハネの黙示録)
新約聖書はイエス・キリスト以降の記述です。イエス・キリストの生涯を記録した福音書と呼ばれるものやイエスの弟子たちが書いた書簡、ヨハネが書いたとされる黙示録などが含まれます。
*旧約・新約の「約」とは「契約」、つまり神様の約束の意味です。
一般的には(A)と(C)の組み合わせのものがよく普及しています。手軽な携帯聖書としては(C)に旧約聖書の詩篇がプラスされたものなどが好評です。
4.「使用目的」によってお選びになる場合
特定の使用目的や形態を特徴とする聖書もあります。
(例)
・プレゼント用聖書・・・結婚式用や、洗礼その他の記念のために書き込みページの付いた聖書など
・写経聖書・・・ご自分で聖書本文をなぞりながら書き写すことが出来ます。
・ビジュアルな聖書・・・視覚にうったえる目的で刊行された聖書として、キリストの言葉に赤マークをつけた新約聖書、小磯良平氏の聖画入り聖書、アートバイブルなどがあります。
・解説付き聖書・・・スタディバイブル、フランシスコ会訳新約聖書、バイブルプラスなどがあります。聖書勉強会などで便利に使えます。
・デザイン聖書・・・デザインを追及したファッショナブルな聖書。DUO(デュオ)シリーズ゙などもあります。