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アウグスティヌス著作集14 神の国4 第15-18巻
本書は『神の国』の第四分冊として第一五巻から第一八巻までの四巻を収録する。
この部分は、二つの国の進展を述べたもので、特にアブラハムからキリストの来臨に至るまでの時代に関する、きわめて興味深い歴史叙述の部分である。(「はしがき」より)
[目次]
第一五巻 カイン、アベルから洪水に至るまでの二つの国の歩み(人類の二つの系譜の始まりとそのおのおのの終極/肉による子らと約束による子ら/サラは神の恩恵により子をやどした/罪の罰としての弱さ/メトセラの年数/エノクの帰天に示される象徴/神の怒りについて/洪水と箱舟は単に歴史的事実につきるのではない ほか)
第一六巻 ノアからアブラハムに至るまでの二つの国の歩みと、アブラハムから王国に至るまでの神の国の進展(神の国の進展。ノアからアブラハムまで/ノアの三人の息子たちの子孫/天使に対する神の語り方/アブラハムから始まる新しい時代/エジプトでのアブラハム/サラの女奴隷ハガル/約束の子イサクの名の由来/リベカの胎内にある双子/ヤコブが息子ユダに約束した祝福 ほか)
第一七巻 ダビデ王の時代からキリストの時代までの神の国の歴史をたどる。前半では、王の交替と祭司職の変更について叙述し、後半では、特に詩篇を取り上げ、そこにキリストと教会とがどのように預言されているかを明らかにする(預言者の時代/カナンの地に関する神の約束の成就/預言の三重の意味/イスラエル王国の分裂/平和の約束の成就/ダビデとその詩篇/ソロモンとその預言/両王国の有為転変/最後の預言者たち ほか)
第一八巻 同時代の地の国々の歴史と並行させながらアブラハムからキリストに到る迄の歴史を叙述する。またキリストと教会のことがどのように預言されているかを明らかにする(第一七巻までの要約と本巻の主題/アブラハムの時代の地の国の王たち/ヨセフの死/モーセが生まれた時代/士師時代の物語/神学的詩人たち/ダイモンのたくらみによる人間の変身/捕囚からの解放/哲学者の不一致と聖書の調和/七十人訳の権威について/異端との衝突 ほか)