本書は、山浦玄嗣氏による世間語訳聖書『ヨハネの伝えた《よきたより》』を通して、イエスとは本来どのようなお方なのかをわかりやすく紹介するために語った説教が元になっています。それに加筆・訂正し、上・下巻にまとめました。本書はその下巻にあたります。(「はじめに」より)
【目次】
第12章 神の栄光を顕す者
第13章 治める者でなく、仕える者
第14章 父を直接に知る子
第15章 実を結ぶぶどうの木
第16章 より広い未知の世界への案内人
第17章 私のために神にとりなす助け手
第18章 権力に対峙する真理
第19章 十字架で死なれた救い主
第20章 復活の事実により希望を与える者
第21章 主に変えられてゆく幸い
現代思想の尖端をひた走る社会学の鬼才と物理学出身の異色のキリスト教哲学者が、西洋近代誕生の謎と現代日本の根本問題に挑む!
原罪が生みだした近代科学、キリスト教と資本主義の本当の関係、和魂洋才という嘘、日本人が敗戦を直視できないわけ、北朝鮮への対処法。
歴史と思想の照応が生みだす真の洞察が、日本社会の歪な近代化への処方箋を示す。
戦前に建てられた「プレモダン(モダニズム以前)」の名建築50件をイラスト・写真・文章でリポートします。
PART1:明治期(富岡製糸場[オーギュスト・バスティアン]/旧済生館本館[筒井明俊]/道後温泉本館[坂本又八郎]/日本銀行本店本館[辰野金吾]/旧東宮御所[片山東熊] ほか)
PART2:大正期(東京駅丸の内駅舎[辰野金吾]/函館ハリストス正教会[河村伊織]/自由学園明日館[フランク・ロイド・ライト]/日本基督教団大阪教会[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ] ほか)
PART3:昭和期(一橋大学兼松講堂[伊東忠太]/イタリア大使館別荘[アントニン・レーモンド]/大丸心斎橋店本館[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ]/軽井沢聖パウロカトリック教会[アントニン・レーモンド]/東京女子大学礼拝堂・講堂[アントニン・レーモンド] ほか)
いま、私たちは渦の中にいる。
第一線の識者・研究者が現在地を照らす!!
第1部 対論──宗教は人を殺す思想とどう対峙するか 池上彰/佐藤優
第2部 講演(中東の紛争イスラーム過激派とテロリズムの論点整理 高岡豊/信仰があってもなくても、人は人を愛し、人は人を殺す 石川明人)
第3部 総合討論(「宗教と暴力」にどのようにアプローチするか 松岡正剛/パネルディスカッション)
青年法律家は獄中の使徒を救えるのか? パウロの思想遍歴を巡る、現代人の実存に響く小説
キリスト教最大の伝道者の実像を史料に基づいて再構成し、その卓越した神学と生涯を描き出した著者渾身の思想小説。
新約聖書学の碩学が「遺言」として贈るパウロ研究の結実。
[あらすじ]
舞台は紀元後61年のローマ。
ストア哲学を信奉する若き法律家エラスムスは、友人のユダヤ教徒からある男の弁護を依頼される。
その人物は、エルサレム神殿を異教徒に開放した廉で移送されてきたパウロという「キリスト信奉者」であった。
受諾を逡巡するエラスムスであったが、恋心を抱くユダヤ人女性ハンナの勧めもあって、遂にパウロとの接見を果たす。
しかし、その先に垂れ込める暗雲とは・・・?
"パウロの弁護人" の最低購入数は 1 です.
ベンチャー企業の若い会社を中堅企業にまで押し上げ、労働慣行の違う中国で子会社を興して評判の優良企業に育てた経営者が、従業員をイキイキさせた「有言実行」とは何だったのか? 経験から得た秘訣を寸言で指南する。
没後20年にして新発見された40数篇の詩を収録。30歳の頃に綴られた魂の言葉は詩人としての類い稀な才能を証し、須賀文学の核心を明らかにする。手書き原稿も掲載。解説・池澤夏樹。
本書は、永遠の言(ことば)であるイエス・キリストを、特に若い人たちに知ってもらいたいとの思いで書かれたものです。現代は、あらためて触れるまでもなく、世界全体がますます緊密化し、多種多様な情報があふれ、価値観が多様化し、多くの豊かさを経験する一方で、国家や民族や個人において深刻な問題や対立に直面しています。そうしたなか、あらためて問われ、また求められているのが、人間としての真実の生き方、そして、救いではないでしょうか。 本書の執筆者はすべて、授業などを通して直接若い人たちに接するなかで執筆しています。そこには、混迷を深める現代に生きる若い人たちに、時代を超えて一人ひとりを生かす永遠の言に出会い、その出会いを通して、より真実な生き方へと招かれてほしいとの思いがあります。そういう思いで書かれたのが、本書です。
Ⅰ 序ー出会い
Ⅱ キリスト教とは何か
Ⅲ 神とその民キリストに至る道(旧約聖書)
Ⅳ イエス・キリストの福音
Ⅴ 神の民としての教会
Ⅵ 教会の歴史と現代
Ⅶ 希望と喜びに生きる
巻頭言 教父学の全体像再構築へのキックオフ――「相生」の問いかけとしての「愛」―― 出村和彦
二つの愛――プラトン『饗宴』から―― 山本巍
愛と欲求――オリゲネスとニュッサのグレゴリオスの『雅歌』解釈をめぐって―― 土橋茂樹
身体への愛は語りうるか――エイレナイオス『異端反駁』における「肉の救い」と東方キリスト教における身体観―― 袴田玲
アウグスティヌスにおける愛の地平――私の重さは私の愛(pondus meum amor meus, 13.9.10)―― 宮本久雄
アウグスティヌスにおける「美」と「愛」――「秩序づけられた愛」の展開―― 樋笠勝士
アウグスティヌスと女性――性欲、女性性、友愛―― 佐藤真基子
愛と霊的再生――説教者としてのトマス・アクィナス―― 山本芳久
むすびとひらき
育児放棄の母の常軌を逸したいじめに耐え、その母への不変の孝愛を尽し、ついに寝たきりの身になりながら、母の死後27年、病床の痛みに耐えキリストの手となり、わずか8年、死に至るまでキリストから与えられたヴィジョンで見たままの状景、聞いたままのことばを記録。残された122冊のノートは17巻の著作として刊行される。この自叙伝はわずか2か月たらずで書きあげられ、その直後よりキリストの口述を書き取り始める。(表紙見返しより)
はじめに 人はこの世で苦労する定めに
第1章 育児放棄する母のもとで
第2章 父の悲しみ、寄宿学校にて
第3章 フィレンツェ、従姉と叔父
第4章 1930年の夏
第5章 超霊的な至福
第6章 寝たきりの日々
第7章 父の死
付録 自叙伝に添えて
編集者後記 エミリオ・ピザーニ
訳者あとがき
ユーカリストとは、そのありかたから復活と終末の間の出来事であり、その間地上的リアリティが今ここで、そして務めによって引き出される恩恵についての教会共同体の神秘内での秘跡的典礼において、地上的リアリティが恩恵の賜物の歴史的啓示となる期間なのである。
・・・トリエント教義を再解釈する我らの企ては一方では単純に信仰の伝承と結びつく非常にリアルな緊張への答えを供給することを目指す。
警告と求めは教会においては特別な機能を持つ。(本文より抜粋)
"ザ・ユーカリスト トリエント公会議以降の新たな出発" の最低購入数は 1 です.
数々のテロ事件を受け、フランスはいま、政治と宗教、共生と分断のはざまで揺れている。
国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり、二〇一七年大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か。
憲法一条が謳う「ライックな(教育などが宗教から独立している、非宗教的な、世俗の)共和国」は何を擁護しうるのか。
序章 共生と分断のはざまのライシテ(揺れる共和国──テロ事件と大統領選挙から/なぜ、いまライシテなのか)
第1章 ライシテとは厳格な政教分離のことなのか(分離から承認へ/同性婚反対運動とカトリック ほか)
第2章 宗教的マイノリティは迫害の憂き目に遭うのか(シャルリ・エブド事件からヴォルテールの『寛容論』へ/カラス事件とプロテスタント ほか)
第3章 ライシテとイスラームは相容れないのか(ヴェールを被る理由、被らない理由/フェミニズムとポストコロニアリズム ほか)
終章 ライシテは「フランス的例外」なのか(ライシテを「脱フランス化」する/日本のライシテ)
古今東西の資料を博捜して祈りを「類型化」したドイツ宗教学確立期の代表的作品である。
世界各国語に翻訳され、祈りに関する研究で本書に言及しないものはないと言ってよい。
一九一八年の初版刊行から一〇〇年を迎えてなされた本邦訳により、その全体像が明らかとなる。
未開人の素朴な祈り
定型化された儀礼の祈り
古代ギリシアの文化的宗教における祈り
哲学的思想による祈りへの批判と祈りの理想
宗教的天才の祈りの特徴
人格的信仰の二つの主要類型
神秘主義における祈り
神秘主義的な祈りのさまざまな形態
預言者的=福音書的信仰における祈り
偉大な人物たちの個人の祈り(詩人と芸術家)
ほか
科学技術・政治・教育・思想・性など価値観が多様化するものごとを、キリスト者はどのように考えればいいのか?
「創造」「堕落」「贖い」と続く聖書物語を再読し、今を生きるキリスト者と教会に「神が創造された世界の回復」という宣教的使命を指し示す。
キリスト者の生き方の指針が見えてくる一冊!
※本書は1989年に聖恵授産所から出版されたものの増補改訂版(原著第2版からの翻訳)。
本書には、M・W・ゴヒーン(現在、カルヴィン神学校教授)との共著による「あとがき──物語と宣教を媒介する世界観」が収録されている。
"増補改訂版 キリスト者の世界観 創造の回復" の最低購入数は 1 です.
移りゆく激動の時代を、他から理解されない孤独の中を、神への信頼を一筋の光として駆け抜けた預言者ダニエル。
その姿に現代の私たちを重ね合わせ、「生きよ」と温かくも力強く語りかける13章。
"乱気流を飛ぶ 旧約聖書ダニエル書から" の最低購入数は 1 です.
日本有数の観光地として国内外から多くの人々が訪れる長崎県。
なぜ、長崎は人々を惹きつけるのだろうか。
学術的な成果もまじえながら、過去から現代まで人々が様々に行きかう長崎の魅力の「しくみ」を本書では明らかにする。
地域の知られざる歴史や文化を巡るまち歩きの楽しさを実感できるガイドブック。
第1部 長崎は今どうみられるのか(長崎新地中華街/長崎原爆を伝える ほか)
第2部 近代長崎とその遺産(長崎の近代化世界遺産/キリスト教の受容と展開──世界遺産への道のりをたどる ほか)
第3部 外につながる前近代(大陸への玄関口──五島列島と周辺の島々/出島のオランダ人とは/長崎の都市形成とキリシタン禁制 ほか)
「ローマ的なるもの」とは何か。
ローマ帝国支配期のカルタゴ周辺地域では、どのような状況で異種混淆的文化が生じたのかを考察。
序論
第1章 トゥッガにおけるマルキウス氏族とカピトリウム神殿建設
第2章 トゥッガにおけるガビニウス氏族と神殿建設
第3章 トゥッガにおけるサトゥルヌス神殿建築
第4章 ポエニ戦争後から帝政初期におけるカルタゴの記憶
第5章 「理想」のローマ都市カルタゴとカエレスティス神殿
[論文]
宗教哲学にとっての脳神経科学の意義 芦名定道
超越的次元のゆくえ──宗教敬虔の脳神経科学をふまえて 冲永宜司
宗教研究は脳科学・認知科学の展開にどう向かいあうか 井上順孝
親鸞における「臨終来迎」 内記洸
キルケゴールと世俗化 須藤孝也
優美と英雄──ラヴェッソンの目的論と神論 山内翔太
超限と無限──カント及びカントールを経由するラズロ・テンゲリのフッサール論 長坂真澄
チャールズ・テイラーの認識論と宗教史──「身体」をめぐって 坪光生雄
[書評]
布施圭司著『ヤスパース 交わりとしての思惟──暗号思想と交わり思想』 若見理江
澤井義次著『シャンカラ派の思想と信仰』 小田淑子
華園總麿著『宗教現象学入門──人間学への視線から』 高田信良
高田信良著『宗教としての人間』 長谷川琢哉
星川啓慈著『宗教哲学論考──ウィトゲンシュタイン・脳科学・シュッツ』 佐藤啓介
[第九回学術大会 研究発表要旨]
初期ハイデガーの「現象学」解釈──「フッサール」と「キリスト教的なもの」との間での「哲学」理念の再解釈
清沢満之における信仰の獲得──「中期」の宗教哲学的諸論考を手がかりとして 長谷川琢哉
ショーペンハウアーの愛の道徳についての試論──Personの用例を手掛かりとして 鳥越覚生
内村鑑三における「楽園の回復」再考──不敬事件後の危機と再生をめぐって 今高義也
「非戦主義者の戦死」精読と内村鑑三の「犠牲の精神」 矢田部千佳子
[講演]
内村鑑三の無教会信仰とその活動の教育史的意義 安彦忠彦
[所感]
内村鑑三と天文学──明治・大正期の天文書籍の周辺 椚山義次
[書評・紹介]
柳生圀近『日本的プロテスタンティズムの政治思想──無教会における国家と宗教』 眞壁仁
柴田真希都『明治知識人としての内村鑑三──その批判精神と普遍主義の展開』 千葉眞
内村鑑三著、鈴木範久訳『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』 高木謙次
鈴木範久『日本キリスト教史──年表で読む』 高木謙次
"【4/25発売予定】予約:内村鑑三研究 第51号" の最低購入数は 1 です.
没後50年記念新装復刊!
バルト自身によるバルト入門
アメリカの雑誌の求めに応じてバルトが10年ごとに綴った3編の自伝的文章を収録。
42歳から72歳までの30年間の生活の変化と神学の展開を明らかにした興味尽きない内容。
巻頭には佐藤敏夫氏の優れた長文解説がつく。
バルトの生涯と神学への最良の入門書と言えよう。
復刊にあたり読みやすく改版。
"【4/20発売予定】予約:バルト自伝 新教新書277" の最低購入数は 1 です.
たとえ話研究の金字塔的名著が新訳で甦る
イエスは民衆や敵対者にたとえ話を通して福音を語り、応答を迫った。
しかし初代教会は、たとえ話の聴衆をキリスト者共同体に変更し、寓喩的解釈を施すなどしたため、イエス本来の意図からの逸脱が生じた。
著者は卓越した語学力と分析力、またパレスチナの文化風土に関する該博な知識に基づいて、イエス本来の意図に迫ろうとする。
本書は『イエスのたとえ話』の学術版から純粋に言語的な資料や注を割愛し、一般読者にも研究の核心を伝えるべく編まれた普及版の全訳である。
底本は最新の改訂が反映された英語普及版第5刷。
[目次より]
1 解かねばならない難題
2 原始教会からイエスへの回帰
3 イエスがたとえ話で伝えようとしたメッセージ
4 結語
"【4/25発売予定】予約:イエスのたとえ話の再発見" の最低購入数は 1 です.
35年前の忘れがたい煌めきを回顧する。
赴任先の龍野(現・たつの市)で出会ったパンクロックのリードボーカル、木村直樹さん。
キリストを受け入れ、わずか22歳で夭逝した彼との出会いと別れが、随想『無菌室のボーカル』へと結晶、社会に大きな反響を呼んだ。
長い牧師人生と、その中で一瞬交差した35年前の忘れがたい煌めきを回顧し、地濃誠治牧師の牧会の半生をも綴った証しの結晶でもある。
"【5/15発売予定】予約:無菌室のボーカル" の最低購入数は 1 です.
かねてから望まれていた学会誌を発行することになった。
毎年講演会を開催しているが、そこでの研究発表や講演は必ずしも活字になっているわけではない。
しかし、周囲からの要請を受け、カルヴァン研究のさらなる発展のためにも、この企画は放置しておくわけにはいかなくなった。
出来るだけ若い人々に発表の機会と論文掲載の場を提供しなくてはならない。
創刊号は、ここ2年ほど同じ主題で行われたシンポジウムの発表原稿を掲載することにした。
それは大変ユニークな主題であり、またこれからのキリスト教思想世界に一石を投じることになると思われるテーマである。
すなわち『ものとしるし』という古い、しかし今も欠かせない一つの思想の土台についての論考である。
(野村信 『発刊にあたって』より)
[主な目次紹介]
発刊にあたって
シンポジウム1
主題解題 野村信
第1回講演 ものとしるし──Augustinus, De doctrina Christianaにおける── 加藤武
第2回講演 ものとしるし──カルヴァンの聖餐論において── 久米あつみ
第3回講演 パスカルにおける「ものとしるし」 塩川徹也
特別寄稿 ものとしるし──現代記号論の視角からの考察── 久米博
シンポジウム2
第4回講演 エラスムスにおける「もの」と「しるし」 金子晴勇
第5回講演 8世紀イコンにおける「もの(res)」と「しるし(signum)」 鐸木道剛
第6回講演 カルヴァンにおける「もの」と「しるし」──聖書解釈における視座── 野村信
研究発表 カルヴァンの「聖遺物考」について 岩田園
"【6/15発売予定】予約:日本カルヴァン研究会学会誌 創刊号 特集「ものとしるし」" の最低購入数は 1 です.
「悠子サンヲ 本当ノ 娘ノ 一人ト 思ッテイマス」。
こう、語りかけられた著者。
日本によるミクロネシア地域の軍事占領・委任統治の時代から、一世紀。
カトリック信徒宣教者としての派遣、その後の滞在を経て、今、「本当の娘」「本当の友人」として生きることを模索し、その歩みに誘う。
[目次]
そのパラオの心とは?
第1章 日本統治時代のパラオ
第2章 警察──現地住民のエリートのありよう
第3章 教育──少年少女らの夢と現実
第4章 スポーツ──パラオ野球ブームの光と影
第5章 恋愛──パラオ人女性と日本人男性の関係
第6章 戦争──軍属として、民間人として
結びに代えて──パラオからの「呼び声」
"【5/2発売予定】予約:パラオの心にふれて 思い出の中の「日本」" の最低購入数は 1 です.
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