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※こちらの書籍はオンデマンド版のためソフトカバーとなります。予めご了承ください。
[目次]
「自由意志」
第一巻 罪は自由意志によって起こる。このことは罪の本質からして明らかである(悪しき行いは神によってつくられず、知識によっても教えられない/悪の起源を問うことは信仰における問いである/欲情を伴わない悪しき行いもある/内なる理性が人間に生の自覚を与え、生を導く/精神の徳について ほか)
第二巻 神の存在を証明し、自由意志を含めてすべての善きものは神からくることを明らかにする(神はなぜ、人間に自由意志を与えねばならなかったか/神の存在を知解するための信仰の準備/内的感覚の働き/数の法則について/知恵と真理について/幸福は知恵の観想の中にある ほか)
第三巻 たとえ自由意志が罪を犯しうるものであるにせよ、それが宇宙の秩序に参加している限りは、神はこの秩序のゆえにたたえられるべきである(神に離反する意思の責むべき運動は、ただ自由な決定から生ずる/神の予知と人間の罪について。問題の提出/神の予知と自由意志との関係/悲惨に生きるよりもむしろ死を欲する人々がある/自殺について/悪魔の誘惑/むさぼりの罪/魂の起源について ほか)
「音楽論」
第一巻 「音楽」の定義が伝授される。そしてこの学問の考察に属する数的な運動の種類および比が説明される(音の一定の大きさを観察することは「文法」にではなく「音楽」に関わる/「音楽」とは何か。「拍子付けること」とは何か/音楽の感覚は自然の本性によって内在するか/運動における「長い間」と「長くない間」 ほか)
第二巻 音楽と韻律上の脚について議論される(文法家と音楽理論家はそれぞれ別々の観点から音節の拡がりに注意する/音節の拍数/脚が一定数の音節から構成されるように、詩句は一定数の脚から構成される/脚の様々な名前/脚の理性に叶った混合/六拍の脚 ほか)
第三巻 「リュトムス」、「韻律」、および「詩句」の間にはどんな違いがあるか、ということが説明される。次に別箇に「リュトムス」について論じられる。そしてそれから韻律論が開始される(「リュトムス」および「韻律」とは何か/ピュリキウスによるリュトムス/連続したリュトムス ほか)
第四巻 韻律論が続けられる(なぜ韻律においては最後の音節が区別されないか/ピュリキウスによる韻律の順序と数/イアンブスによる韻律について/トリブラクスの韻律はいくつあるか/すべての韻律の合計 ほか)
第五巻 詩句について議論される(「リュトムス」、「韻律」、および「詩句」はどのように異なるか/二つの部分に分割可能な韻律はその他の韻律に勝る/詩句の、変化に富んだ結び/叙事詩の詩句の末尾について/<5+7>の半脚からなる二つの分肢 ほか)
第六巻 魂はより劣った事物における変化するリズムについての考察から、不変の真理そのものにおいて存する不変のリズムへと上昇する(どんな人たちのために、ないしはどんな目的のためにこれまでの五巻が書かれたか/魂は身体から影響を受けるか。またどのようにして魂は感覚するか/リズムの類の間の秩序。およびリズムの名前/霊的な永遠のリズムについて/魂は魂が事物において愛する、調和と秩序の根拠により神への愛を抱かされる ほか)