今、世界は何処に向って動いているのか?
世界と世界史が一つになる時代、人類の混迷は深まる。
自由の問題性という倫理的課題をめぐって、キリスト教終末論の視点から世紀末-21世紀を展望し、救済の道を探る。
[目次]
1 深夜からのメッセージ(永遠の今──ミレニアムへのメッセージ/「真理は自由を得させる」)
2 時の徴を見分ける(時の徴/グローバリゼーションとミレナリアニズム/終末論と現代/第三ミレニアムの希望 ほか)
3 文化形成(宇魂和才/核心から/ベルジャーエフの「歴史の意味」)
4 エピローグ──世紀末にかえり見つ(出会いとは救済/遠い連帯──会津と薩長)
"時の徴 第三ミレニアムとグローバリゼーション" の最低購入数は 1 です.
超越不可能な時間のへだたりをさかのぼり、現代の日本人は神に近づくことができるであろうか。
<神との出会いの場>を「ローマ人への手紙」に求め、神学者としての理解を貫きつつ行なった渾身の説教集!
第一章 使徒となったパウロ/交わりの根拠/会うことを切望して/福音を恥としない/真実から信仰へ ほか
第二章 福音によるさばき/隠れたユダヤ人
第三章 断じてそうではない/義人はいない/しかし、今や神の義/啓示された神の義/新しい生の確立 ほか
第四章 父アブラハム/望みなき時になお望む/義認と復活
第五章 希望を生み出す/価値なき者のために死ぬ/神をよろこぶ/罪と死と神の恵み ほか
第六章 新しいいのちに生きる/復活/神に生きる/義の武器として/奴隷と自由 ほか
第七章 死別/心砕かれて/感謝すべきかな/義にして同時に罪人
第八章 キリストの霊をもつ人間/キリストの中に生きる/高く生きる/内なるクリスマスを/神の子たちの出現 ほか
第九章 万物の上にいます神/不思議なる由来/神の選び/静まって神に聴く/その場所で/残された者 ほか
第十章 終わりはキリスト/歴史の終わり/イエスは主である/万物の主/ああ、麗しいかな ほか
第一一章 選ばれた者/彼らの罪過が世の富/接ぎ木された野生のオリブ/この奥義/ああ深いかな
第一二章 この世と妥協してはならない/信仰の量りにしたがって/共同体をつくり出す美徳 ほか
第一三章 権威の下に生きる/夜はふけ日は近づく
第一四章 死に方が生き方/死者と生者の主/神の国の現在
第一五章 他の弱さをになう強さ/望みの神/確信/キリストがわたしを用いて ほか
第一六章 共に在ること/練達なアペレ/挨拶のまなざし/平和の神/力づける
"ローマ人への手紙 現代へのメッセージ" の最低購入数は 1 です.
神学なき近代日本の中で、なぜ神学という学問が必要になるのか?
近代世界形成の原動力としての聖書の存在を明らかにしながら、近代日本という状況の中で神学に至る<道>としての聖書論を確立し、さらにそこから<歴史神学>としての組織神学の基礎を展開する。
まえがき
第一部 方法(なぜキリスト教が/神学なき時代の神学の可能性/近代世界の形成と聖書/プロレゴーメナとしての聖書論/二つの場の理論と神学的相対主義)
第二部 組織(証言の<ゲシュタルト>と組織神学の構造化/歴史神学の基礎と構造/契約論的組織)
付録 聖書学と組織神学
あとがき
"組織神学序説 プロレゴーメナとしての聖書論" の最低購入数は 1 です.
"ピューリタン 近代化の精神構造" の最低購入数は 1 です.
"自由と家族の法的基礎" の最低購入数は 1 です.
"現代に生きる教会の使命" の最低購入数は 1 です.
"新教新書058 我は生ける神を信ず 使徒信条講解説教" の最低購入数は 1 です.
"東神大パンフレット15 キリストの再臨" の最低購入数は 1 です.
敗戦によって、日本の思想は本当に変わったのか。
人間を「人格」として捉えるキリスト教的人間理解は、聖書から生まれ、古代の弁証学者から現代に至るまで継承された。
しかし日本には、第二次大戦の敗戦に至るまで、キリスト教的な「人格」概念は知られていなかった。
戦後、日本国憲法の制定により、初めて日本に導入された「人権」理念とそれを支える「人格」概念は、社会的体制の普及だけでなく、日本人の内面まで本当に浸透したのだろうか。
上巻は人格論を視座に、明治維新以後の大日本帝国憲法と「和魂洋才」を基盤とした近代化の問題点を明らかにし、戦後の日本そのものを神学的に考察した上で、日本におけるキリスト教的真理の弁証の道としての人間学を論じる。
第一部 序論──この時代の内面にある「人間」の問題(われわれの時代、われわれの国/弁証学のための言葉の獲得(1)──原爆体験から発出した言葉/弁証学のための言葉の獲得(2)──キリスト教の哲学的弁証)
第二部 新しい弁証学への道──「人格」理念への明証(明治維新と日本近代化の問題/「神々の死」と「天皇の人間宣言」のもたらした「たましい」の問題/古代教会の弁証学/アウグスティヌス 弁証学としての人間学の古代的モデル/現代状況への立ち還り/日本における人間学の問題/戦後日本における人格的共同体形成への問い/弁証学としての人間学 総括)
"人格と人権 上 キリスト教弁証学としての人間学" の最低購入数は 1 です.
"聖書にみるドラマ" の最低購入数は 1 です.
"キリスト教社会倫理" の最低購入数は 1 です.
近代の「人権」理念の源泉はどこにあるのか
人間を「人格」として捉えるキリスト教的人間理解は、聖書から生ま れ、古代の弁証学者から現代に至るまで継承された。
しかし日本には、第 二次大戦の敗戦に至るまで、キリスト教的な「人格」概念は知られていな かった。
戦後、日本国憲法の制定により、初めて日本に導入された「人 権」理念とそれを支える「人格」概念は、社会的体制の普及だけでなく、 日本人の内面まで本当に浸透したのだろうか。
上巻の人格論に続き、下巻は、憲法で「最高法規」として明示され、人 類の多年にわたる自由獲得の成果とされる「基本的人権」の由来を歴史的 に問い、近代人がなぜ人格として自立し、人権を帯びねばならないのかと いう人間学的根本課題を、キリスト教弁証学としての人間論から論じる。
日本を代表する神学者・大木英夫氏の集大成がここでついに完結!
第三部 新しい弁証学への道 「人権理念」の探求(コスモスの崩壊/人格と人権/人権と憲法/アメリカ革命とフランス革命/名誉革命への中間時/ジョン・ロックとロバート・フィルマー、そしてトーマス・ホッブズ/ピューリタン革命 栄光と挫折、死と詩/人権理念の噴泉)
第四部 総括 現代日本の人間状況(日本の問題状況/日本知性の「ゲルマン捕囚」について/われわれもまた「遅れてきた国民」(プレスナー)か/「闇の中に輝く光」)
"人格と人権 下 キリスト教弁証学としての人間学" の最低購入数は 1 です.
「自由」の意味を取り違え、無法地帯と化したかのような現代日本に「十戒」は何を語るか。
神と人間の人格的関係を中核に据え、十戒を新しい共同体の十の礎石として説き明かす。
第一戒 あなたの神
第二戒 神と人間の人格的関係
第三戒 宗教にひそむニヒリズム
第四戒 神にならって生きる
第五戒 父と母を敬うこと
第六戒 なぜいのちが大切か
第七戒 不倫の罪
第八戒 拉致はならぬ
第九戒 偽証という問題
第十戒 正当に彼のもの
"信仰と倫理 十戒の現代的意味" の最低購入数は 1 です.
"新しい共同体の倫理学 上" の最低購入数は 1 です.
終末論的考察で知られる神学者と、新進気鋭の文芸評論家による評論と対談。
戦後の日本は戦前と変化したか、という戦後五十年をめぐる問いにはじまり、三島・小林・福田・梅原・大江らの思想から、日本人と日本の行方を問う。
1 評論
運命としての戦後五十年
三島由紀夫における神の死の神学
「おごらざる人も久しからず」の説について──神学的小林秀雄論
「近代の超克」とポスト・モダン──福田恆存と現在
果たしてそれは二十一世紀を導く思想か──梅原猛氏の思想への疑問
「魂」という神話──『燃えあがる緑の木』三部作
2 対談 戦後日本の終末論的考察
"日本は変わるか? 戦後日本の終末論的考察" の最低購入数は 1 です.
欧米を代表する神学者が、西欧哲学史の深い理解に支えられた独自の哲学的神学に基づき、現代人が抱える不安や苦悩、絶望を克服するための真の「勇気」を示す。解説=近藤勝彦
第1章 存在と勇気第2章 存在と無と不安第3章 病的不安と生命力と勇気第4章 勇気と参与―全体の部分として生きる勇気第5章 勇気と個人化―個人として生きる勇気第6章 勇気と超越―肯定されている自己を肯定する勇気
"【店頭在庫限り】宗教の未来" の最低購入数は 1 です.
"アメリカ史のアイロニー" の最低購入数は 1 です.
"「宇魂和才」の説 21世紀の教育理念" の最低購入数は 1 です.