キリスト教で初めての組織神学書
ギリシア教父最大の聖書解釈者であり、教皇ベネディクト16世から「真の教師」と評された3世紀の神学者オリゲネスの主著。善なる神、理性的被造物である人間、世界についての哲学的な試論であり、キリスト教史上初めて体系的に論述された神学的著作として知られる本書は、後代の西洋思想に絶大な影響を与えた。
※創文社版の訳文を全面改訂し、ラテン語訳からの翻訳に加えて新たにギリシア語断片の翻訳も併記した改訳決定版。同一主題を扱った小品『ヘラクレイデスとの対話』も収載。
"キリスト教古典叢書 諸原理について(ペリ・アルコーン)" の最低購入数は 1 です.
3世紀前半に活躍し、聖書の「文字通りの理解」「倫理的理解」「霊的理解」の3段階の理解を説き、比喩的聖書解釈を確立したギリシア教父オリゲネス。古代教会初の教義学者オリゲネスの、現存する創世記による説教16本――創造、ノアの箱舟、アブラハム、イサク、ヨセフ物語――を完訳、詳細な背景の解説を付す。
"オリゲネス 創世記説教" の最低購入数は 1 です.
古代教会初の教義学者オリゲネスの、サムエル記上による説教――厳格な説教者オリゲネスの姿を浮かび上がらせる第1説教、一見異教的なエン・ドルの口寄せの記述をキリストの陰府降りと重ね説き明かす第2説教――と、サムエル記上に関する断片を完訳、詳細な背景の解説を付す。
今年もまた、私たちの心に光をもたらすクリスマスがやってきます。小高毅師、岡立子シスター、関谷義樹師、佐治晴夫氏のすてきなお話がいっぱいの小冊子、たくさんの喜びを贈ります。国本神父の音楽サロン、お料理レシピも掲載!
実証科学によって証明できることだけを受け入れる現代社会にあって、死後の世界である「あの世」について語ることは愚かなことか。また「あの世」とは、人間がその死後にしか入り込めない領域なのか。
ながねん、死について考えてきた著者が、キリスト教的視点から、すべての人に必ず訪れる死について、また、「あの世」について考察する。
殉教者となった父からキリスト教信仰を培われ、ユダヤ教・ギリシア哲学・異端との対峙の中で、神学を構築したオリゲネス。
本書では、ひとりの偉大な思想家の数奇な生涯と、その思想の脈々と生き続ける活力を示す。
序章 アレクサンドリア
1 アレクサンドリアのオリゲネス(殉教者の父/旧約聖書の批判研究『ヘクサプラ』/問題提起の『諸原理について』 ほか)
2 カイサレイアのオリゲネス(聖書釈義家オリゲネス/護教家オリゲネス──『ケルソス駁論』/殉教への憧れ──死 ほか)
終章 オリゲネスのその後
"人と思想113 オリゲネス 新装版" の最低購入数は 1 です.
キリスト者としての成長と完成を目指す伝統的な「修徳」は、教父以来の教会史の中でどのように形成されたのか?
それらは第二ヴァティカン公会議と現代思潮の影響を受け、現代的な「霊性」としてどのように変化したのか?
キリスト教の霊的生活における理論と実践について、これまでのカトリックの修徳・修行論を振り返りながら多面的に考察し、その今日的な意味を説く。
[目次]
序論 「修徳・修行論」から「霊性神学」へ
第一部 修徳・修行論の形成(完徳への旅路/霊的婚姻/イエスの生涯の黙想・模倣/聖人伝)
第二部 修徳・修行論から霊性の神学へ(第二ヴァティカン公会議前後の信仰生活/第二ヴァティカン公会議/現代思潮からの影響/霊性とは何か)
第三部 キリスト教的霊性(神学の新しい展開/キリスト教的霊性)
結びに代えて
"霊性神学入門" の最低購入数は 1 です.
"観想の道 三様の道・生命の完成" の最低購入数は 1 です.
教皇ヨハネ23世の公会議宣言に始まり、1962年から1965年まで168回に及んだ画期的な公会議について、その概観と歴史的意味を確認し後代に伝える。
2005年イタリアで出版された著書の翻訳。
第二ヴァティカン公会議史の集大成とも言える5巻本『第二ヴァティカン公会議の歴史』(1995-2001)を親しみ易く簡潔に書き直したもの。
序章
第一章 公会議開催宣言──その希望と期待
第二章 公会議としての自覚に向かって
第三章 成熟期の公会議
第四章 交わりとしての教会
第五章 歴史に生きる信仰
第六章 キリスト教の刷新に向けて
"第二ヴァティカン公会議 その今日的意味" の最低購入数は 1 です.
"現代カトリック思想叢書02 わたしは聖霊を信じる 第二巻" の最低購入数は 1 です.
"現代カトリック思想叢書03 わたしは聖霊を信じる 第三巻" の最低購入数は 1 です.
キリストの神性と人性をめぐる論争は5世紀のカルケドン公会議で一応の決着を見るが、なおも論議は続く。
東方キリスト教会の霊性と共に発展、独自の展開を遂げたビザンティン神学のキリスト論を初めて本格的に紹介する。
1 五世紀のキリスト論
2 カルケドン派と単性説派
3 六世紀のオリゲネス派による危機
4 「神が肉において苦しまれた」
5 擬ディオニュシオス
6 救いの宇宙規模の広がり──救い・禁欲・神化
7 救いの宇宙規模の広がり──証聖者マクシモス
8 体系化の試み──ダマスコスの聖ヨアンネス
9 見えざるものの眺望──聖画像破壊論争
10 後期ビザンティン・キリスト論
"東方キリスト教思想におけるキリスト" の最低購入数は 1 です.
"日本における聖書翻訳の歩み" の最低購入数は 1 です.
形成期キリスト教の鮮烈な息吹を伝える教父たちの詞華集。
第3巻は、秘跡論、教会論、恩恵論をめぐるラテン神学の展開を辿る。
[第3巻収録内容]
ラクタンティウス/ポアティエのヒラリクス/マリウス・ウィクトリヌス/ミレウィスのオプタトゥス/ダマスス/エゲリア(エテリア)/エルビラのグレゴリウス/ミラノのアンブロシウス/アンブロシアステル/レメシアナのニケタス/テ・デウム/ルフィヌス/古ローマ信条と使徒信条/ヒエロニムス/アウグスティヌス/ペラギウスとカエレスティウス/レランスのウィンケンティウス/ヨアンネス・カッシアヌス/アクィタニアのプロスペル/レオ1世/ペトルス・クリソログス/リエのファウストゥス/ルスペのフルゲンティウス/アルルのカエサリウス/アタナシオス信条/ボエティウス/カッシオドルス/グレゴリウス1世/セビリャのイシドルス/トレド教会会議とラテラノ教会会議
"原典古代キリスト教思想史3 ラテン教父" の最低購入数は 1 です.
形成期のキリスト教の斬新な息吹を伝える、初の教父詞華集。
第2巻には、4世紀から5世紀にかけ黄金時代を迎えたギリシア教父の、三位一体論・キリスト論・聖霊論をめぐる思索と論争のあとを辿る。
古代教会の教義形成の最も重要な時代のドキュメント。
[第2巻収録内容]
アレイオス/アレクサンドリアのアレクサンドロス/カイサレイアのエウセビオス/アタナシオス/ディデュモス/エルサレムのキュリロス/エウノミオス/バシレイオス/ナジアンゾスのグレゴリオス/ニュッサのグレゴリオス/4世紀の教会会議の信条・公文書/ポントスのエウァグリオス/ラオディケイアのアポリナリオス/サラミスのエピファニオス/モプスエスティアのテオドロス/ヨアンネス・クリュソストモス/アレクサンドリアのキュリロス/ネストリオス/キュロスのテオドレトス/エフェソス公会議からカルケドン公会議/ゼノン帝/アンティオケイアのセウェロス/ユスティニアヌス帝/ビザンティオンのレオンティオス/エルサレムのレオンティオス/ディオニュシオス・アレオパギテース/ヘラクリウス帝/証聖者マクシモス/第3コンスタンティノポリス公会議/ダマスコすのヨアンネス
"原典古代キリスト教思想史2 ギリシア教父" の最低購入数は 1 です.
"キリスト論論争史 " の最低購入数は 1 です.
カトリックの特色とは何か。
その魅力はどこにあるのか。
2000年の伝統の重みと近年の刷新の波の中にある現代カトリック信仰のありのままの姿を明快に描く。
第1章 カトリックとは?
第2章 聖書と教会 どちらが大切か
第3章 ローマ法王ではなくローマ教皇
第4章 修道生活とはどんなものか
第5章 どうしてマリアなのか
第6章 典礼では何が行われるのか
第7章 現代に生きる
"016 よくわかるカトリック その信仰と魅力" の最低購入数は 1 です.
なぜ教会は聖餐を祝うのか? 聖餐にはどんな意味があるのか? どうして洗礼を受けた者だけがそれにあずかれるのか?
聖書・歴史・組織・実践の神学の諸分野から丁寧に解説。
また、各教派(ローマ・カトリック、聖公会、、ルーテル、改革派)の理解と実践や、現在のドイツ福音主義教会、アメリカ合同メソジスト教会の現状、そして日本の教会の取り組みなども紹介する。
「私たちは説教や礼拝讃美を通して聖餐を祝うことがさらに豊かになることを願っています。しかし聖餐の豊かさとは、聖餐が聖餐である時にだけ使うことのできる言葉です。・・・主の晩餐の本当の意味が現代という時代の文脈の中で失われてしまわないように、教会を託された者たちがしっかりとした見識を持ち、また多くの方がこの問題についてさらに理解を深めることができるように、その一助として本書が用いられれば幸いです。」(「まえがき」より)
はじめに 芳賀力
1 旧約学の立場から
「契約」概念から聖餐問題を考える──聖餐をめぐる聖書神学的考察 小友聡(聖餐式の混乱/聖書学の問題性/聖餐問題をめぐる聖書学的議論について ほか)
2 新約額の立場から
「聖餐」の歴史的三つのルーツ探る──個性的であるがゆえに魅力的な共同体形成を目指しつつ 中野実(問題設定と方法論/「聖餐」の歴史的三つのルーツとは? ほか)
パウロにおけるサクラメント理解──洗礼と聖餐 朴憲郁(パウロにおける洗礼/パウロ自身の受洗の問題/洗礼の教会論的意義 ほか)
3 教会史と諸伝統の中で
ローマ・カトリック教会における聖体祭儀 小高毅(典礼/秘蹟/第二ヴァティカン公会議とその後の典礼刷新/教皇パウロ六世『ミステリウム・フィデイ』 ほか)
未受洗者の陪餐──聖公会の立場から 岡野保信(アングリカン・コミュニオンとは/四綱憲/エキュメニズムとアングリカン教会/幼児の陪餐について ほか)
キリストにあって神の真実を受け取る 福音の説教と聖餐──ルーテル教会の理解と実践から 徳善義和(教会とは何か/福音の説教/洗礼と聖書 ほか)
改革教会の伝統の立場から 牧田吉和(日本プロテスタント・キリスト教における聖餐の問題/宗教改革における聖餐論──「キリストの現臨」を中心にして ほか)
4 組織神学の立場から
荒れ野に備えられた主の食卓 芳賀力(人生の荒れ野にて/メシアの食卓/キリストの死と復活/信仰による特別の食事 ほか)
5 実践神学の立場から
すこやかに教会を生かす聖餐を祝おう 加藤常昭(危機を迎えて/伝道に生きる教会の聖餐/キリストのからだを造る聖餐 ほか)
6 各国の現状
ドイツ福音主義教会の現状 楠原博行(『聖餐──福音主義教会における聖餐の理解と実践のための指針』について/洗礼と聖餐をめぐるドイツでの教会生活 ほか)
アメリカ合同メソジスト教会の現状──礼拝、洗礼、聖餐、キリスト教倫理 東方敬信(洗礼の豊かさ/聖餐の信仰と背景と実践 ほか)
7 教会の実践の中から
神の宣教(Missio Dei)とキリストの教会──教会形成論の立場から 岡本和之(「神の宣教」論前史/「神の宣教」論の本質/「神の宣教」論と諸教派の対応 ほか)
取れ!キリストの命を 西堀俊和(これまでの歩みの中で/教師の問題/教憲教規が唯一の理由なのではない ほか)
おわりに
それが「聖餐の豊かさ」なのだろうか 芳賀力(まず用語について/お門違いの批判について/イエスの食卓について ほか)
"まことの聖餐を求めて " の最低購入数は 1 です.
キリスト教の形成期に教会は何をどのように語ったのか?
世界の代表的な説教を紹介する「シリーズ・世界の説教」。
本巻ではキリスト教の土台を築き、後代に大きな影響を及ぼした教父たちの説教を収録。
現存する最古の説教、葬儀説教、洗礼志願者への説教、クリスマス説教など、多彩な内容と本邦初訳のものを多数収録。
[登場する説教者]
擬クレメンス
オリゲネス
アタナシオス(アレクサンドリアの)
キュリロス(エルサレムの)
バシレイオス
グレゴリオス(ナジアンゾスの)
グレゴリオス(ニュッサの)
ヨアンネス・クリュソストモス
キュリロス(アレクサンドリアの)
アンブロシウス(ミラノの)
ヒエロニムス
アウグスティヌス
レオ一世
ペトルス・クリソログス
カエサリウス(アルルの)
"シリーズ・世界の説教 古代教会の説教" の最低購入数は 1 です.
"キリスト・人間と死 " の最低購入数は 1 です.
"クレド〈わたしは信じます〉 キリスト教の信仰告白" の最低購入数は 1 です.