「まじめ」を隠れ蓑にした「思考停止」の罪1942年1月20日、「ユダヤ人問題の最終的解決」を話し合う政府合同会議が、ベルリン郊外のヴァン湖畔で開かれた。いわゆる「ヴァンゼー会議」である。国家保安本部長官ハイドリヒ親衛隊大将など錚々たる幹部が出席した同会議に、事務方として参加していたのが、アドルフ・アイヒマンである。アイヒマンは、支配地域で増え続けるユダヤ人を負担とみなし、効率よく殺害する計画策定で大きな役割を果たした。そして、戦後は南米に逃亡するも捕えられ、イスラエルでの裁判の結果、死刑に処せられた。本書は、法廷で「命令に従うしかなかった」と述べ、自らを正当化したアイヒマンの生涯を追い、従順さが内包する危険性について警鐘を鳴らす。上位者の命令に対して従順な国民性を持つ日本人こそ必読。
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恋愛・苦悩・スパイ・夫婦の確執……原爆を作った人々の愛と葛藤を描いた問題小説。被爆国に生きる我々は、この小説をどう読むのか!
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1969年6月靖国神社の国家護持を求める靖国法案が国会に上程された折,「遺族にも靖国神社に祀られたくない人がいる」「戦争は父を奪った。靖国神社法案は私の心を奪う」と声を上げてキリスト者遺族の会が発足。以来五十年余り,靖国法案は1974年廃案に,遺族の会は平和を守るための運動を展開,2022年幕を引いた。そのキリスト者遺族の会の記録
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「私がトレブリンカにおいてはじめて耳に聞こえてきた詩のいくつかは私がなんのために詩を書くのかという問いに対するもっとも明快なメッセージだった。アウシュヴィッツ後に詩を書くことが可能か可能でないか、そうするべきかべきでないかというアドルノたちの問いに対しての答えがここにある。私たちの探究はそのときから始まったのだ」(J・ロゼンバーグ)「自身が〈ホロコースト経験者〉であろうとあるまいと、その時代を生きのびた〈サバイバー〉たちが〈生者〉の〈特権〉でもあり〈責務〉でもある〈考古学者〉として務めを果たそうとした痕跡」を追いかける試み。ウィリアム・スタイロン、I・B・シンガー、エリ・ヴィーゼル、プリモ・レーヴィ、アンナ・ラングフュス、イェジー・アンジェイェフスキ、イェジー・コシンスキ、サミュエル・ベケット…。ポーランド文学・イディッシュ文学のスペシャリストが満を持してとりくんだ待望のホロコースト文学論。
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1919年2月に東京の朝鮮YMCAで発せられた二・八独立宣言。三・一朝鮮独立運動の「前史」「導火線」としてだけでなく、東京に居住していた朝鮮人・中国人・台湾人の留学生と在日朝鮮人・日本人が関わった東アジア近代史上の意義の発掘する野心的な試み。
"【取り寄せ】東アジアのなかの二・八独立宣言 若者たちの出会いと夢" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】未完の戦時下抵抗 屈せざる人びとの軌跡" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】暴力と和解のあいだ 北アイルランド紛争を生きる人びと" の最低購入数は 1 です.
日中戦争に関して、従来取り上げられてこなかった日本の大陸に対する宗教政策と、占領地に残された中国人宗教者たちの活動を活写し、当地のキリスト教世界を重層的、複眼的にとらえなおすことによって、日中戦争を描き出す。
"【取り寄せ】新版 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説(岩波ブックレット)" の最低購入数は 1 です.
潜伏ユダヤ人とドイツ市民の〈知られざる共闘〉を描く。ナチスが1943年6月に「ユダヤ人一掃」を宣言した時点で、ドイツ国内に取り残されたユダヤ人はおよそ1万人。収容所送りを逃れて潜伏した彼らのうち、約半数の5000人が生きて終戦を迎えられたのはなぜか。反ナチ抵抗組織だけでなく、娼婦や農場主といった無名のドイツ市民による救援活動の驚くべき実態を描き出す。
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さまざまな論争を呼ぶ100の用語を解説
「絶滅」「ジェノサイド」「ホロコースト」「フルブン」「ショア」「最終解決」「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」。いずれも同時期にヨーロッパのユダヤ人に対して行なわれた出来事を表わし、これらの言葉の選択/使用については議論となる。本書は、まずこれら7つの言葉の解説から始まる。それらがいつ、どのような意味で使われていたのか? その使われ方は時代とともにどのように変わっていったのか? 残りの93語は、7語に関連する、施設(「強制収容所」「絶滅収容所」「絶滅センター」「ガス室」「ガス・トラック」)、出来事(水晶の夜、ヴァンゼー会議、ニュルンベルク裁判)、人物(ヒトラー、アイヒマン、ハイドリヒ、ヒムラー)、作品(『シンドラーのリスト』『夜』『ショア』)等を解説する。 ショアに関連する記事や作品に触れる際、どの言葉が選択されているのか注意されたい。
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戦争責任、靖国、反核、世界平和――。戦後日本の宗教界は、戦争協力への反省から、平和運動に活発に取り組んできた。その軌跡を辿り直し、戦後社会におけるその意義を問う。
ユダヤ人はなぜ、第二次大戦後も「ヒトラーの国」を選んだのか。ホロコースト後のドイツに生きた「マイノリティ」の歴史。
第1章 解放(生存者たち;ユダヤ人として認識されないジレンマ)第2章 戦後ユダヤ人社会の形成(ゲマインデの結成;ユダヤ人DP;「殺人者の国」で;死者の財産は誰のものか)第3章 ドイツ社会のなかのユダヤ人(反ユダヤ主義と親ユダヤ主義のあいだ;アデナウアー体制とユダヤ人;補償;「詰めたスーツケースに座って」)第4章 岐路に立つユダヤ人社会(変容するユダヤ人社会;再燃する補償問題;ホロコースト世代の終わり)
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宗教と戦争は、人の生死に関わる。戦争は人間にとって限界状況として立ち現れる事態である。多くの宗教では殺生に対する戒律を有し、相互に殺害し合う事態をもたらす戦争を「悪」と捉えて、平和を好むと考えられてきた。しかし他方で、宗教や信仰者は戦う主体でもあった。宗教が戦争の道義性を担保して「正戦」として後押ししたり、さらには宗教的世界観、教義から戦いそのものを「聖戦」として積極的に推進することもある。近代戦で宗教が担ってきた役割とは。信仰と暴力の関係に迫る。
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第一次・第二次大戦下のアメリカで、投獄や拷問、周囲の冷遇に耐えながら、徴兵などの戦争協力をあくまで拒否した者たち。膨大な史料から浮かび上がる思想と行動が、戦争を目の当たりにする現代の読者に重い問いを投げかける。
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"【取り寄せ】廣済堂文庫 さかのぼるとよくわかる世界の宗教紛争" の最低購入数は 1 です.
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西山俊彦神父のご芳文はいつもながら核心をついています。イエスへの信仰をもとにする時、世界諸国民の「平和に共存する権利」が憲法解釈の中心に置かれ、それがメタノイヤ(悔い改め)の問題だからです。 武者小路公秀 (「招き」より)
【目次】
前言
招き 世界人類の平和に生存する権利を確立しよう 武者小路公秀
はじめに―靖国神社無断合祀取消し訴訟がいつ何どき却下されかねない事態回避のために
第1部 ささやかな、身をもってする提言
第2部 戦争ではなく平和を(1)―戦争の酷たらしさ―
第3部 戦争ではなく平和を(2)―平和憲法と解釈改憲の歴史―
第4部 平和の心―普遍的平和理念(科学と宗教)の理想と実態―
結語に代えて