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説明
戦争責任、靖国、反核、世界平和――。戦後日本の宗教界は、戦争協力への反省から、平和運動に活発に取り組んできた。その軌跡を辿り直し、戦後社会におけるその意義を問う。
【目次】
序章 「戦後日本の宗教者平和運動」研究を開拓する(大谷栄一)
第Ⅰ部 仏教と平和運動
第1章 再起動する宗教者平和運動(大谷栄一)
第2章 戦後日本における真宗者の反靖国運動(近藤俊太郎)
第Ⅱ部 キリスト教と平和運動
第3章 日本キリスト教界の戦争協力と戦後平和運動の概要(一色哲)
――日本基督教団の動向を中心として
第4章 戦後日本におけるキリスト者による平和運動の特質と可能性(一色哲)
――宗教的マイノリティによる地域ネットワークの形成の視座
第5章 「政治の季節」とキリスト者平和運動(川口葉子)
第Ⅲ部 新宗教と平和運動
第6章 大本・人類愛善会の平和運動(永岡崇)
――世界連邦運動から安保闘争へ
第7章 核廃絶運動と宗教間連携の新展開(塚田穂高)
――ICANとSGI・WCRPの関係を中心に
第Ⅳ部 国境を越える平和活動
第8章 戦後日本宗教者の日中友好運動(坂井夕起子)
――仏教、キリスト教を中心に
第9章 釜山・峨嵋洞の旧日本人墓地を媒介とした新たな日韓コミュニケーション(山本浄邦)
――大成寺を中心に
付章 「戦後日本の宗教者平和運動」のキーパーソン・中濃教篤(戸田教敞)
あとがき
戦後日本の宗教者平和運動年表
索引〔人名/事項〕