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説明
「アウシュヴィッツが私の子ども時代だった」。
収容所の記憶、母親の消息、奇怪な夢、神の存在など、「説明のつかない廃墟の風景」を、テープ録音起こしと日記で綴る。
ユダヤ現代史家による異色の省察。
終わりでもある始まり
テレージエンシュタットからアウシュヴィッツへ
「家族収容区」の最終撤去
一九四四年秋、アウシュヴィッツ──亡霊の都
記憶の光景をめぐる所見と当惑
ガス室の前で残された三つの詩
死の都の衛星都市への旅
私だけの神話の風景──閉ざされた慈悲の門
渡れない川と「掟の門」
歴史と記憶の追求
夢 プラハのユダヤ人地区と大いなる死
時の中で凍りついた医師メンゲレ
神の嘆き
補遺 絶滅収容所のゲットー──ホロコースト時代のユダヤ人社会とその限界