神学的視座のみならず、政治経済・文化社会的な視座も統合した「新しい」宗教改革史。
中世から近代に至る、ヨーロッパのキリスト教化というダイナ ミックな文脈の中で、ルターに始まり農民戦争や再洗礼派に至るまで幅広く 多様な形で展開し、歴史に決定的な刻印を残した「宗教改革運動」を見事に 描いた斬新な入門書。
教科書としても最適。
第1章 中世キリスト教化の諸相
第2章 ルターのできごと
第3章 宗教改革は改革する
第4章 宗教改革が打ち建てたもの
エピローグ 宗教改革の遺したもの
"コンパクト・ヒストリー 宗教改革小史" の最低購入数は 1 です.
本篇は教会論が主題です。
宗教改革、教会改革の本義に立って、教会政治や教会会議、教会法のあり方、洗礼と聖餐の捉え方、そして国家と教会の問題などが、周到精密に展開されていきます。
巻末に全篇の聖書箇所索引が付きます。
"キリスト教綱要改訳版第4篇" の最低購入数は 1 です.
宗教改革の時代、タウラーやデヴォチオ・モデルナの影響を強く受けながらも、中世とは位相を異にするキリスト中心の内面的宗教性を核とする神秘思想が出現 した。
激しい迫害の下、「再生」「自然学」など多様な問題意識をもって新たな認識の地平を切り開き、「魂」という内面世界の神秘を追求した、16世紀のドイツ語圏における個性的で色彩の濃い独立独歩の神秘家たちの思想展開の軌跡を辿る。
[目次]
シュヴェンクフェルト──人間の三種の生について
フランク──パラドクサ
ヴァイゲル──世界の場所についての有益な小論
アルント──真のキリスト教(抄)
"キリスト教神秘主義著作集12 十六世紀の神秘思想" の最低購入数は 1 です.
若きマルティン・ルター(1483-1546年)の精神に決定的影響をあたえた師ヨハンネス・フォン・シュタウピッツ(1469-1524年)の代表的著作や、『第2回詩編講義』をはじめルターの神秘思想をしめす諸著作の抜粋を収録。
宗教改革者の内側にもまた滔々と流れ、その後のヨーロッパ的霊性の源泉となった神秘主義思想の水脈に触れる。
ヨハネス・フォン・シュタウピッツ(永遠の予定の実現についての小冊子/キリストが喜んで迎えた死のまねびについての小冊子/神の愛についての小著)
マルティン・ルター(ルターの神秘思想を表すテキスト[全11篇]/第二回詩編講義[全9篇])
"キリスト教神秘主義著作集11 シュタウピッツとルター" の最低購入数は 1 です.
キリスト教徒にとっての学問とは何か。
ヒエロニムス、アベラール、ペトラルカらの業績と、宗教改革期の学識者を有機的に関連づけて考察することにより、キリスト教とギリシア・ローマ文化の微妙な折衝を描く。
"キリスト教的学識者 宗教改革時代を中心に (ルネサンス叢書)" の最低購入数は 1 です.
次代のスタンダードなテキスト
エピソードを追って物語のように読み進められ、キリスト教史上の重要人物の生涯や思想、教会と国家の格闘などをコンパクトに把握できる。
最新史料に基づき、これまでの勝利主義史観とは違う偏りない視点でキリスト教の軌跡を浮彫りにした。
図版・年表を豊富に収録。
1 序
第1部 古代教会
2 時が満ちて
3 エルサレム教会
4 異邦人への伝道
5 国家との最初の闘い
6 二世紀の迫害
7 信仰の弁明
8 キリスト教から派生した宗教
9 教会の教師たち
10 三世紀の迫害
11 キリスト教徒の生活
12 大迫害と最後の勝利
第2部 帝国の教会
13 コンスタンティヌス大帝
14 公神学──カイザリアのエウセビオス
15 反動としての修道院制度
16 反動としての分派──ドナトゥス派
17 アレイオス論争とニカイア公会議
18 反動としての異教の復興──背教者ユリアヌス
19 アレクサンドリアのアタナシオス
20 カッパドキアの偉大な教父たち
21 ミラノのアンブロシウス
22 ヨアンネス・クリュソストモス
23 ヒエロニムス
24 ヒッポのアウグスティヌス
25 古代の終焉
第3部 中世の教会
26 新しい秩序
27 東方教会
28 帝国の再建と相次ぐ教会の堕落
29 教会刷新の動き
30 対イスラム戦争
31 中世キリスト教の黄金時代
32 中世の崩壊
33 宗教改革への胎動
34 ルネサンスとフマニスムス
第4部 植民地主義のキリスト教の始まり
35 スペインと新世界
36 ポルトガルの植民地政策
"キリスト教史 上巻 初代教会から宗教改革の夜明けまで" の最低購入数は 1 です.
日本のプロテスタント・キリスト教の中で、最大の日本キリスト教団の信仰告白を解説し、プロテスタント・キリスト教の信仰がどのようなものであるかを示す。
また「聖書と宗教改革」「ルターの聖書の読み方」を収録する。
"キリスト教信仰概説" の最低購入数は 1 です.
中世後期からルネサンスと宗教改革を経て、正統主義時代までの、カトリック教会とプロテスタント教会の改革の歴史を描く。
教理と教会の大変革も、キリスト教の古代以来の伝統の中で、どのような意味を持ち、どのような革新をもたらしたかを検証する。
第1章 中世後期の教理的多元性
第2章 一つの・聖なる・公同的・使徒的教会とは
第3章 教会の財宝としての福音
第4章 神の言葉と意志
第5章 ローマ・カトリックの独自性の定義
第6章 使徒的継続性への挑戦
第7章 分離したキリスト教世界の信仰告白的教義学
"キリスト教の伝統 教理発展の歴史4 教会と教義の改革(1300-1700年)" の最低購入数は 1 です.
多彩にして曲折に富む2000年の神学史の中で、特に異彩を放つ古典的著作家を精選し、彼らの生涯・著作・影響を通して神学の争点と全体像を描き出す野心的試み。
正統と異端が織り成すダイナミズムによって生まれた神学の魅力と核心を、第一級の研究者が描き出す。
上巻では古代から宗教改革期に活躍した16名の神学者を紹介する。
"キリスト教の主要神学者 上 テルトゥリアヌスからカルヴァンまで" の最低購入数は 1 です.
宗教改革の最中「聖書を原典から英語に翻訳する」、それだけのことがもちえた巨大な歴史的貢献を余すところなく描き尽す。
1 翻訳者の形成(グロスターシア;ティンダルのオクスフォード;ケンブリッジ、そしてまたグロスターシア); 2 ギリシャ語から英語へ(ロンドンへ;ケルン、一五二五年;ヴォルムス、一五二六年); 3 弾圧と論争(『悪しきマモン』;ティンダルとイングランドの政治;『キリスト者の服従』;サー・トマス・モア); 4 ヘブライ語と旧新約聖書(ティンダルの五書;一五三四年の新約聖書;『マシューの聖書』); 5 殉職者(ヘンリー・フィリップスの登場;裁判と処刑)
"ウィリアム・ティンダル ある聖書翻訳者の生涯" の最低購入数は 1 です.
ウィクリフは、イングランド生まれの哲学者・神学者である。
本書は、そのウィクリフの生涯を、14世紀イングランドに始まって15世紀のチェコを初め、広くヨーロッパ全土に及んでいく宗教改革運動の波と、ヨーロッパの近代化の動向に位置づけて描いた興味溢れる物語である。
"ウィクリフ 宗教改革の暁の星" の最低購入数は 1 です.
本書は「イングランドにおける教会規律の改革について」と題して、ミルトンが32歳の時に発表した論文。
ミルトンは本書によって監督教会制度を批判し、宗教改革への道を拓く。
"イングランド宗教改革論" の最低購入数は 1 です.
宗教改革期には、ルター派、改革派、急進派は次々に信仰告白文書を明らかにしたが、『アウグルブルク信仰告白』(1530年)はそうした信仰告白文書の最初のものであって、ルター派の信仰表明の根本的地位を占め、ルター派教会のアイデンティティーを規定している。
この『アウグルブルク信仰告白』の出版が、宗教改革五〇〇年を迎えるにあたって、宗教改革の歴史的意義と現代的意義を考える際の大きな刺激となってくれることを期待している。 (まえがきより)
解説では、本書成立の背景と現代社会での意義、特に一六条の「正しい戦争」理解について述べる。
"アウグスブルク信仰告白" の最低購入数は 1 です.
ヨーロッパ中世社会の社会構造を崩壊させ、近代化の出発点となった「宗教改革」。
教会内にとどまらず、各地の政治・経済・社会に広く影響を与えた運動の全体像を明らかにし、その現代的意義を問う。
第1章 宗教改革に先立つ時代
第2章 マルティン・ルターとローマからの訣別
第3章 言葉と礼典の改革
第4章 分裂の始まり
第5章 聖餐論争とツヴィングリ主義の拡散
第6章 カトリック改革、または対抗宗教改革
第7章 帝国の逆襲
第8章 ジャン・カルヴァン──その生涯
第9章 「もっとも完全なキリストの学び舎」
第10章 スペインとオランダ反乱
第11章 イングランドとスコットランドの宗教改革
第12章 フランスの宗教改革
第13章 三十年戦争と「宗教改革」時代の終焉
参考文献
"はじめての宗教改革" の最低購入数は 1 です.
本書は、宗教改革の経過と意味、プロテスタント教会の成立と現代に至る展開の様をヨーロッパ大陸を中心に叙述し、反宗教改革以後のカトリック教会、教会合同運動で終わる。
(1969)
"【在庫僅少】教会史 中〈新装版〉" の最低購入数は 1 です.
カルヴァンとともに宗教改革の展開に多大な足跡を残した独自の改革者ブツァーの神学に〈信仰問答〉〈教会訓練〉の視点から迫った意欲作。
"【在庫僅少】大森講座11 ブツァーとカルヴァン 付1537年信仰問答" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ/在庫僅少】十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制 神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市" の最低購入数は 1 です.
かつて創造されたものの中で、最も驚嘆すべき1冊の本、芸術と技術という宝石。
グーテンベルク聖書という人類の至宝を生み出したドイツの技術者の生涯と、当時の激動の時代状況を、豊富な資料を駆使して描く。
第1章 色あせた黄金の都市マインツ
第2章 シュトラスブルクでの冒険
第3章 クザーヌスとキリスト教世界の統一
第4章 印刷術発明への歩み
第5章 なぜグーテンベルクだったのか
第6章 聖書への道のり
第7章 金字塔グーテンベルク聖書の完成
第8章 グーテンベルクの名誉回復
第9章 国際的に広がる印刷術
第10章 ルターと宗教改革
"【取り寄せ/在庫僅少】グーテンベルクの時代 印刷術が変えた世界" の最低購入数は 1 です.
宗教改革史の研究は、歴史的事実の「記憶」と「忘却」の選択をめぐって、「宗教」にたいする相異なる―そして時には相容れない―
さまざまな立場からなされた言説間の緊張関係のなかで営まれてきた。
本書は、ドイツ宗教改革五〇〇周年を記念し、これまで語り継がれてきたこと、抹消されてきたこと、そして記憶の回復の対象となるべきことを総点検し、多彩な視点から宗教改革史を語りなおす試みである。
記憶と忘却の五〇〇年
第1部 語りなおす宗教改革(マルティン・ルターの宗教改革──実像と虚像/カトリック世界としての一六世紀ドイツ──信仰と行い/三つのプロテスタント──ルター派・西南ドイツ派・スイス改革派 ほか)
第2部 変化するキリスト教世界(一六一七年のドイツ──宗教改革から一〇〇年/対抗宗教改革──イエズス会劇が映すもの/魔女迫害と「神罰」──プロテスタントとカトリック ほか)
附論 日本のドイツ宗教改革史研究──過去・現在・未来
"【取り寄せ】聖ブランダン航海譚 中世のベストセラーを読む" の最低購入数は 1 です.
「イソップ寓話」を借りた人文主義者の政治的ビラ、占星術や「死の舞踏」に託された教会批判、宗教改革に寄与した北方ルネサンスの画家たち…。
16世紀のドイツ図像によって民衆に伝えられたさまざまなメッセージ。
第1章 狐を使った狐狩り
第2章 天空における不可思議な会合
第3章 宗教改革期の占星術
第4章 「死の舞踏」と贖宥状
第5章 魂は天国へ飛び上がる
第6章 画家たちの宗教改革
第7章 神に背いた画家たち
第8章 改革運動と讃美歌
"【取り寄せ】木版画を読む 占星術・「死の舞踏」そして宗教改革" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】入門講義 キリスト教と政治" の最低購入数は 1 です.
新教徒が冤罪で処刑された「カラス事件」を契機に、宇宙の創造主として神の存在を認める理神論者の立場から、歴史的考察、聖書検討などにより、自然法と人定法が不寛容に対して法的根拠を与えないことを立証し、宗教や国境や民族の相異を超えて、「寛容(トレランス)」を賛美した不朽の名著。
ジャン・カラスが死に至った概要
ジャン・カラス処刑の結果
一六世紀における宗教改革の概要
寛容は危険であるか、またいかなる民族において寛容は許されているか
寛容はどうすれば許されるか
不寛容は自然法と人定法に含まれているか
不寛容はギリシア人によって知られていたであろうか
ローマ人は寛容であったか
殉教者たち
誤った伝説の危険と迫害とについて
ほか
"【取り寄せ】中公文庫 寛容論" の最低購入数は 1 です.
正統と異端が織りなすダイナミズム。
これは他の文化圏とくらべて、中世ヨーロッパ世界に特徴的な歴史事象である。
ヨーロッパでは、中世の正統と異端の相克のなかから、宗教改革の理想も市民革命の精神も生まれたといってもよい。
本書では、中世の異端者たちの理念と現実を、個別のセクトの教義と運動のあり方から描き出し、ヨーロッパ社会にとって異端とはなにかという問いに迫る。
異端の問題とはなにか
古代から初期中世の異端
教会改革からヴァルド派へ
カタリ派
千年王国主義と異端
自由心霊派
ウィクリフとフス
宗教改革への展望
"【取り寄せ】世界史リブレット 中世の異端者たち" の最低購入数は 1 です.