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説明
内村研究の第一人者が、「不敬事件」前後の言動を、新資料を駆使して日毎に記述し、真相に迫る。
1918-1919。
「本書に登場する内村鑑三は、六〇歳近い年令ながら、再臨運動を唱えて文字どおり東奔西走、毎回数百人の聴衆を相手に年間数十回におよぶ大講演をこなし、しかも毎月一回雑誌を出しつづけました。(略)このように再臨運動の本質を、私は人類全体の罪を考える運動とみたいのです。この運動の火を、みずからも語るように内村は日本の宗教界に投じました。」(「終末と希望」より)
[目次]
終末と希望
一 再臨運動の開幕(聖書の預言的研究演説会/日本基督教希望団/父子の凱歌)
二 柏木兄弟団(柏木兄弟団の結成/北海道伝道/外国人宣教師)
三 基督教育青年会館事件(基督教青年会講演/平和の来る日/「異端児」三人/青年会館を追われる)
四 天界と地界(「福音」の丸ノ内入り/『内村全集』中止/東京聖書講演会)
史料
典拠文献