ルター派分裂の危機のなかで苦悩する一人の宗教改革者。彼の歩みを克明にたどり、宗教改革運動の内的葛藤に新たな光を当てる。
【目次】
はじめに ブーゲンハーゲン/ルターと宗教改革:関連年表
[第1部]ルターとともに歩いたブーゲンハーゲンが辿った宗教改革への道 第1章 宗教改革者ブーゲンハーゲンの目指した教育改革――ブーゲンハーゲン自身の生き方を支えたもの 第2章 ブーゲンハーゲンの苦悩――デンマーク王クリスチャン3世に宛てた書簡から 第3章 ブーゲンハーゲンがヨナ書から学んだこと――ルターの「ヨナ書」から学び、さらに発展させたブーゲンハーゲンの「ヨナ書」理解 第4章 ルター亡き後のブーゲンハーゲンの抵抗 史料1 ブーゲンハーゲンからクリスチャン3世への書簡 史料2 敬愛するマルティン・ルター博士に向けた、ポンメルン博士ブーゲンハーゲン牧師によるヴィッテンベルクにおける告別説教
[第2部] ルターの運動の影響 第5章 ポーランドにおける宗教改革運動の受容 第6章 キリスト教擁護者としての皇帝カール5世についての一考察 第7章 16世紀ネーデルラントにおける宗教改革運動 第8章 ルターの宗教改革を支えた音楽の役割 第9章 民衆本『ティル・オイレンシュピーゲル』と宗教改革運動
総括 史料・参考文献 初出一覧 あとがき
職匠詩人ハンス・ザックスと画匠デューラー。
ルターと同時代を生きた2人のニュルンベルク市民の目を通し、初期宗教改革のうねりをヴィヴィッドに再現した「巷談・宗教改革」。
図版多数。
"【取り寄せ】ヴィッテンベルクの小夜啼鳥 ザックス、デューラーと歩く宗教改革" の最低購入数は 1 です.
日本語版への序文
メランヒトン,だれ,何者?
中世の終わりに生まれて 人文主義(フマニスムス)の影響下で マルティン・ルターとの出会い 宗教改革側での第一歩 最初の福音主義教義学 しぶしぶの結婚 マイホーム ついに,ザクセンでの宗教改革 学校と大学への関わり カリタース・ピルクハイマーとの出会い 帝国議会とアウクスブルク信仰告白 信仰のための戦争? 福音派の教皇? 宗教会談 ケルンとオスナブリュックにおける宗教改革 魅力的な誘い メランヒトンとカルヴァン 親友,ヨアヒム・カメラリウス 聖餐の際,何が起こるのか? 幼児洗礼――賛成と反対 人間の意志は自由か? 聖人を崇拝しても,懇願はしない 人生の危機 ロキのドイツ語版 ルターにまつわる悲痛 戦争! ヴィッテンベルク大学の救助 アウクスブルク仮信条と「ライプツィヒ仮信条」 「些末なこと」をめぐる争い 公会議への道のり アウクスブルク宗教和議 再度,宗教会談 ユダヤ人――仲間・兄弟それとも敵? ウィーン市外のトルコ人 天文学と占星術 最期の日々と死 メランヒトンの影響 メランヒトン記念とメランヒトン研究 メランヒトンを読み,研究すること
訳者あとがき 年表
"メランヒトンとその時代 ドイツの教師の生涯" の最低購入数は 1 です.
"ドルトレヒト信仰規準研究 歴史的背景と信仰規準とその神学的意義" の最低購入数は 1 です.
「イソップ寓話」を借りた人文主義者の政治的ビラ、占星術や「死の舞踏」に託された教会批判、宗教改革に寄与した北方ルネサンスの画家たち…。
16世紀のドイツ図像によって民衆に伝えられたさまざまなメッセージ。
第1章 狐を使った狐狩り
第2章 天空における不可思議な会合
第3章 宗教改革期の占星術
第4章 「死の舞踏」と贖宥状
第5章 魂は天国へ飛び上がる
第6章 画家たちの宗教改革
第7章 神に背いた画家たち
第8章 改革運動と讃美歌
"【取り寄せ】木版画を読む 占星術・「死の舞踏」そして宗教改革" の最低購入数は 1 です.
本書は他の宗教改革伝記集と違い,有名無名の区別なく宗教改革史にとって重要な人々が紹介される。しかし本書は単なる伝記の寄せ集めではなく,一つのまとまった宗教改革の歴史叙述として織り上げられた。宗教改革500年を迎えて他に類のない,一般読者向けの最適な概説書である。
開拓者 ロッテルダムのエラスムス ヨハンネス・ロイヒリン
宗教改革者 マルティン・ルター フィリップ・メランヒトン マルティン・ブツァー バルタザール・フープマイヤー ウルリヒ・ツヴィングリ ジャン・カルヴァン
対抗者 ヨハンネス・エック レオ10世
アウトサイダー ウルリヒ・フォン・フッテン トーマス・ミュンツァー
女性たち カタリーナ・フォン・ボラ カタリーナ・ツェル カリタース・ピルクハイマー
政治家 カール5世 フリードリヒ賢公 フィリップ・フォン・ヘッセン フランツ・フォン・ヴァルデック
ユダヤ人 ロスハイムのヨーゼル エリアス・レヴィタ
芸術家 ルーカス・クラナッハ
訳者あとがき(菱刈・木村) 年表 図版一覧 参考文献 索引(人名・地名・事項)
キリスト教徒にとっての学問とは何か。
ヒエロニムス、アベラール、ペトラルカらの業績と、宗教改革期の学識者を有機的に関連づけて考察することにより、キリスト教とギリシア・ローマ文化の微妙な折衝を描く。
"キリスト教的学識者 宗教改革時代を中心に (ルネサンス叢書)" の最低購入数は 1 です.
◆主題論文承認を求める人間─信仰義認論の現代的意義 芳賀 力宗教改革なきプロテスタンティズム」受容の功罪─明治期メソジスト山田寅之助における信条と神学(二) 棚村重行カルヴァンにおけるextra Calvinisticumと聖霊の働き 関川泰寛ルターにおける教会とこの世への責任的地平 朴 憲郁
◆自由研究復活,高挙,そして献げもの─ヘブライ人への手紙における贖罪の再考 D. モーフィット一テサロニケ5:1 ─ 11 における主の日 焼山満里子教育が教育であるために(3) 長山 道Pagan Prophets: Healed by the Heathen W. A. Jansen
◆博士課程前期生論文S. キルケゴールの罪論─贖罪信仰の回復 小宮一文エゼキエルにおける悔い改めの意義─エゼキエル書18章の釈義的研究 関岡登季弥コへレトの言葉における「~Alv'」─第3 章1─ 17節をめぐって 江原有輝子ジャン・カルヴァンにおけるギリシャ教父の影響について 飯田 仰
"『神学』78号 宗教改革の意義とその発展" の最低購入数は 1 です.
農民戦争を視野に入れ、政治史・社会史的研究資料をふまえた新しいドイツ宗教改革入門。
農民は改革者たちと同じ要求をかかげて戦争を起こしたが、改革者たちは、領邦君主と結びついてかえって農民戦争を鎮圧した。
[目次]
序論
第一部 教会と宗教改革
第一章 民間信心と教会批判──宗教改革運動の発端の状況
第二章 神学の基本的見解とその社会倫理的帰結
第三章 宗教改革神学の多様性──要約
第二部 社会と宗教改革
第一章 貴族の宗教改革神学受容
第二章 宗教改革──「都市の現象」か
第三章 福音対封建制──農村社会における宗教改革神学の受容
第四章 宗教改革少数派の辺境への逃避──歴史からの再洗礼派の脱出
第五章 宗教改革と社会──図式的解釈の試み
第三部 国家と宗教改革
第一章 ヴォルムスからシュバイヤーへ──領邦国家単位での宗教改革の定着
第二章 カッペル戦争とシュマルカルデン戦争──宗教改革をめぐる軍事的対決
第三章 一五五五年のアウクスブルク帝国議会と宗教和議
第四章 宗教改革の政治的利用──要約
宗教改革──帝国における時代の変わり目か(要約)
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ルター/シュタウピッツ/ツヴィングリ/ブツァー/カルヴァン
教会はどのように人間一人一人の「魂への配慮」を続けてきたのか。
聖書の時代から現代に至る古今の牧会者たちの働きと言葉を紹介し、今日における「牧会」とは何かを考える。
"魂への配慮の歴史5 宗教改革期の牧会者たち1" の最低購入数は 1 です.
ルター、ツヴィングリ、カルヴァンらを源流とする宗教改革運動の影響は、一地域・一時代にとどまらなかった。
ヨーロッパ各地に波及し、宗派を超え、長期にわたった刷新運動、その諸潮流の様相を16篇の論考から概観。
気鋭の研究者を含む執筆陣による、近年の宗教改革史研究の信頼ある一大成果。
《収録論文》
はしがき カルヴァン生誕500年を迎えて(森田安一)
Ⅰヨーロッパ宗教改革の連携と断絶
ルター派の形成過程における連携と断絶(野々瀬浩司)/宗教改革急進派(踊 共二)/カルヴァン派の展開(和田光司)/ブリテンにおける1534年と1560年(富田理恵・山本信太郎)/長期の宗教改革運動(西川杉子)
Ⅱ宗教改革の諸相
再洗礼派による「ゲマインデ」形成(早川朝子)/ドイツ宗教改革における公会議論の展開について(渡邊 伸)/ドイツ・スイス福音派の連携と断絶(岩倉依子)/宗教改革期アウクスブルクにおけるフッガー家(栂 香央里)/イングランド宗教改革初期における亡命福音主義者への接近(山崎かおる)/ 16世紀ルッカの「異端者」と政治エリート(高津美和)
Ⅲ宗教改革の展開
純正ルター派と《言論の自由》(蝶野立彦)/近世都市ケルンの参事会と「にせ巡礼」(高津秀之)/宗教改革期における女子教育の理念と実践(櫻井美幸)/リチャード・フッカーと伝統(青柳かおり)/神学領域における宗教改革研究(村上みか)
"ヨーロッパ宗教改革の連携と断絶" の最低購入数は 1 です.
ローマ帝国からフランス革命まで、宗教改革を中心とした西洋史とキリスト教の、切っても切れない関係をまとめたコンパクトでわかりやすい概説書。
豊富な図版と資料を掲載。
大事なポイントを把握できる1冊。
第1章 ローマ帝国のキリスト教(ローマ帝国の発展と衰退/キリスト教の進展)
第2章 西洋中世の世界(西洋中世の経済と社会構造/先住文化とキリスト教/修道院の歴史と霊性比較)
第3章 宗教改革の時代(宗教改革の歴史的意義/ルターによる宗教改革/カルヴァンによる宗教改革)
第4章 英国宗教改革とピューリタン革命(英国国教会の成立/ピューリタン革命の功罪/宗教戦争の本質)
第5章 信仰復興とアメリカ独立革命(第一次信仰復興運動とアメリカ独立革命/第二次信仰復興運動/アーミッシュ共同体)
第6章 フランス革命とキリスト教(フランス革命の概略/フランス革命の意義)
"西洋史とキリスト教 ローマ帝国からフランス革命まで" の最低購入数は 1 です.
かつて創造されたものの中で、最も驚嘆すべき1冊の本、芸術と技術という宝石。
グーテンベルク聖書という人類の至宝を生み出したドイツの技術者の生涯と、当時の激動の時代状況を、豊富な資料を駆使して描く。
第1章 色あせた黄金の都市マインツ
第2章 シュトラスブルクでの冒険
第3章 クザーヌスとキリスト教世界の統一
第4章 印刷術発明への歩み
第5章 なぜグーテンベルクだったのか
第6章 聖書への道のり
第7章 金字塔グーテンベルク聖書の完成
第8章 グーテンベルクの名誉回復
第9章 国際的に広がる印刷術
第10章 ルターと宗教改革
"【取り寄せ/在庫僅少】グーテンベルクの時代 印刷術が変えた世界" の最低購入数は 1 です.
碩学による生彩に富む通史
宗教改革はなぜ起こったのか。
どのような経緯を経て展開していったのか。
その後の世界を根底から変えた怒濤のごとき複雑な運動を、16世紀の歴史的・社会的条件に広く目配りしながら、改革者たちの信仰と思想に深く内在し、その全容をコンパクトにまとめた通史。
長らく品切だったこの名著を読みやすく改版、復刊する。
訳者はイェール留学時代に著者の謦咳に親しく接した愛弟子。
本書が執筆された時期を含む東西冷戦時代、著者が置かれていた厳しい状況にも詳しく触れた「新版への訳者あとがき」を収録する。
"宗教改革史 【名著復刊】" の最低購入数は 1 です.
歴史的な講演の新訳
ルターの宗教改革と近代世界とを安易に直結させる20世紀初頭のナショナルな解釈に抗し、プロテスタンティズムが近代科学やデモクラシー、資本主義などといかなる関係にあるかを冷静に論じ、その歴史的因果連関を明らかにした名講演。
巻末に訳者による綿密な解説。
"近代世界の成立にとってのプロテスタンティズムの意義" の最低購入数は 1 です.
京都大学教授による書き下ろし。
ルターの宗教改革等、キリスト教の歴史の中でも特異な役割を果たしてきたドイツ語訳聖書の深い世界を文法・語彙・表現を豊富に例示。
ラテン語・ギリシア語等古典語も併記しながら解説する。
"【取り寄せ】ドイツ語で読む『聖書』 ルター、ボンヘッファー等のドイツ語に学ぶ" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】入門講義 キリスト教と政治" の最低購入数は 1 です.
ヨーロッパ中世社会の社会構造を崩壊させ、近代化の出発点となった「宗教改革」。
教会内にとどまらず、各地の政治・経済・社会に広く影響を与えた運動の全体像を明らかにし、その現代的意義を問う。
第1章 宗教改革に先立つ時代
第2章 マルティン・ルターとローマからの訣別
第3章 言葉と礼典の改革
第4章 分裂の始まり
第5章 聖餐論争とツヴィングリ主義の拡散
第6章 カトリック改革、または対抗宗教改革
第7章 帝国の逆襲
第8章 ジャン・カルヴァン──その生涯
第9章 「もっとも完全なキリストの学び舎」
第10章 スペインとオランダ反乱
第11章 イングランドとスコットランドの宗教改革
第12章 フランスの宗教改革
第13章 三十年戦争と「宗教改革」時代の終焉
参考文献
"はじめての宗教改革" の最低購入数は 1 です.
宗教改革の信仰は、いかにして現代日本にまで伝わったのか!
1517年に始まった宗教改革のうねりは、ヨーロッパ全土、そしてイングランドを刷新し、アメリカへと伝わった。
さらに遠く日本へと、宣教師がその信仰をもたらした。
現代日本に至るまで、プロテスタント信仰がたどった遥かな旅を描く、画期的な宗教改革史。
"シリーズわたしたちと宗教改革 第1巻 歴史 わたしたちは今どこに立つのか" の最低購入数は 1 です.
プロテスタントの信仰を生み出し、世界の歴史を一変させることになった宗教改革。その全体像を、改革へと向かう変化の時代から、ルター、カルヴァン、反宗教改革、そしてザビエルらによる日本への宣教に至るまで概観する。
"ジュネーブの議会と人びとに宛てたヤコポ・サドレート枢機卿の手紙Xジャン・カルヴァンの返答" の最低購入数は 1 です.
イグナティウス・デ・ロヨラ/アヴィラのテレジア/十字架のヨハネ/フランソワ・ド・サル/シュペー
"魂への配慮の歴史6 宗教改革期の牧会者たち2" の最低購入数は 1 です.
古代、中世の教会師父(教父)たちは、伝統という食卓に盛られた聖書という「ごちそう」の滋味をこよなく愛した。
それは、聖書の「成立年代」「歴史的背景」「テクスト研究」など、いわば「レシピー」にばかり目を向ける近代聖書学が置き去りにした、「ごちそう」そのものへの驚くほど自由なアプローチである。
著者は教会師父(教父)たちを中心に、ユダヤ教のすぐれたラビたち、さらに宗教改革者ルターやカルヴァンにまで「聖書のよき読み手」を求め、彼らの食卓で、彼らと共に創世記を味わい尽くす。
"師父たちの食卓で 創世記を味わう 第1章~第3章" の最低購入数は 1 です.
『福音と世界』2017年1~6月号の「宗教改革500年」連続特集に掲載された全論考を、新教コイノーニアにて早くも書籍化!
「義」への神学的理解、結婚制度の問題、魔女迫害、宗教改革と植民地主義についての新たな4論考も増補した全40論考。
ルターの贖宥状批判からの500年間を、単なる史実として整理するのではなく、現代まで続く改革の継起的なプロセスとして捉えなおし、読者自身がそれぞれの場面で、新たな改革者として立てられるようにいざなうアクチュアルな論集。
"新教コイノーニア034 宗教改革と現代 改革者たちの500年とこれから" の最低購入数は 1 です.