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著者が思想史家としての本領を発揮した名著。
多様な思想の成立と展開を、礼拝共同体という場、および経済状況という背景から、重層的に読み解く。
キリスト教思想史を単なる教会の教義の歴史と捉える従来の「教理史」の枠を破り、英語圏、スペイン語圏では教科書としても定評があり、広く用いられている。
(全3巻)
1 序論
2 キリスト教の源流
3 使徒教父の神学
4 護教家たち
5 初期の異端者たち:挑戦と応答
6 エイレナイオス
7 テルトゥリアヌス
8 アレクサンドリア学派──クレメンスとオリゲネス
9 三世紀の西方神学
10 オリゲネス後の東方神学
11 アレイオス論争とニカイア公会議
12 ニカイア後のアレイオス論争
13 アタナシオスの神学
14 カッパドキアの教父たち
15 西方における三位一体の教理
16 キリスト論論争のはじまり
17 ネストリオス論争とエフェソ公会議
18 カルケドン公会議
19 使徒的か背教か