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説明
本書は、「現存するチェコ中世の年代記はすべて本書を出発点にしている」と言われ、チェコ最古の歴史書であると共に、「チェコの地で書かれた最も重要な中世文学作品の一つとなっている」。従って、チェコの歴史と文学における古典中の古典と言えるが、この年代記(chronicle)という形式には、歴史的な事件の記述だけではなく、教訓や奇跡や軍記物や歴史的逸話など、数多くの雑多なものが含まれている。そのため、単に歴史学の文献という枠を超えて、読み物としても非常に面白いものになっている。
【目次】
訳者まえがき
コスマス年代記
第一部(伝説の時代-1034年)
第二部(1034-1092年)
第三部(1092-1125年)
訳者あとがき
付録
1:翻訳に際して注意した語
2:現存する諸写本の系統
3:チェコとポーランド公(王)の系図
4:東フランク国王と神聖ローマ帝国皇帝の簡易的系図
5:チェコ国内の都市と河川を示す歴史地図
6:ヨーロッパ東部の主要都市の地図
索引
地名索引
人名索引
事項索引