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ナチスからアメリカへ亡命したドイツの神学者パウル・ティリヒと哲学者リヒャルト・クローナー。ナチスの圧政を経験し、移住先での辛苦を経験して再開を果たした2人は、互いの友情を確認しあうとともに、生と死をめぐって神学的-哲学的に対話を重ねていく。
近年発見されたティリヒとクローナー、およびその妻たちの往復書簡33通を収録・翻訳。両者の交流・議論の軌跡を示すほか、第1部に書簡編集者の解題、第3部に訳者の解題を配す。
【目次】
第1部 精神の自己主張――リヒャルト・クローナーとパウル・ティリヒ往復書簡(F・W・グラーフ+A・クリストファーセン)
第2部 パウル・ティリヒとリヒャルト・クローナー往復書簡、及び関連文書
関連諸文書
補遺1 リヒャルト・クローナー博士〔を紹介する〕(パウル・ティリヒ)
補遺2 生き生きとした理性――アメリカにおける哲学・神学的思想の基礎(リヒャルト・クローナー)
補遺3 リヒャルト・クローナーを記念して(ハンス=ゲオルク・ガダマー)
第3部 訳者解題――二人の亡命知識人の精神史的考察(深井智朗)
訳者あとがき(茂牧人)