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説明
本書は、グローバル化の進展する現代社会を「地球社会」としてとらえ、そのような社会の「進化」のための重要なキーワードが「共生」であると考えた。そして、共生のめざすところは言葉の根源的な意味におけるシャローム(平和)であることを理論的・実証的・実践的に論究する。その論究は、神学、政治学、社会学、人類学など多岐にわたり、学際的な討議をとおして、ここに結実した。
第1部 シャロームの理論(シャロームについて;ポスト・グローバル時代の空間秩序像;インターネットによる口語化と平和)
第2部 シャロームの実証(宗教多元主義の方向と平和の探求;タイにおける仏教団体への信頼とその変化;メディア教育と共生)
第3部 シャロームの実践(人間の安全保障の視座からの地球共生;現実の中で「生きる」ための実践;教育と共生)