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現代の経済システムに、精神病質と診断されるような問題はあるのか? あるとすれば、それはどんなものなのか? 経済学は社会の病をどの程度明らかにできるのか? 経済学が役に立つ病はあるのか? あるいは逆に害になる病とはなにか?
二人の偉大な学者、フロイトとユングはともに、神話を重視していた。
多様な彩りのある、矛盾に満ちた神話のなかに、資本主義のあるべき姿を求め、 私たちを豊かにしてくれる資本主義の未来を探る。
[目次]
序章 フロイトのソファに経済学をのせる
第一章 成長の誕生──経済学のもうひとつの文化史(リリス──願望の統合失調症/天からの堕落──経済的症候群の誕生 ほか)
第二章 豊かさの対価──経済学の精神的欠陥(アポロンとマルシュアス──サディズム、ナルシシズム、そして経済エリートたち/パーンの叫び──不安という市場/カサンドラの呪い──経済学の予言者について ほか)