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終わりなきサウラのために…。
2011年の革命の起源である、1952年のエジプト革命に積極的に関わったユダヤ教徒出身の共産主義者たちの生涯を捉え、中東・パレスチナ問題との複雑な関係を多角的に検証する。
第1部 アハマド・サーディク・サアド論(ユダヤ教徒エジプト人とマルクス主義/アハマド・サーディク・サアドと民衆的思想)
第2部 ヘンリ・クリエルとエジプト共産主義運動(クリエル問題とは何か/組織の統一から分裂、そして弾圧へ ほか)
第3部 エジプト共産主義運動におけるユダヤ教徒問題(『証言と意見』資料に見る外国人・ユダヤ教徒指導部問題 ほか)
第4部 パレスチナ問題とエジプト共産主義運動──サアドとクリエル(パレスチナ問題の展開── 一九二〇年代から第二次世界大戦期まで/国連パレスチナ分割主義とエジプト共産主義運動 ほか)
第5部 アラブ民族革命の時代を生きる(アラブ共産主義者の殉教/砂漠の政治囚収容所からの手紙──ムスタファー・ティバさんとの交友)