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放浪、奴隷、捕囚。
民族的苦難の中で遊牧民の神は成長し、ついには全宇宙を創造・支配する唯一なる神ヤハウェに変貌する。
なぜ彼らは「一神教」を成立させ、「律法の民」となったのか?
キリスト教やイスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造り上げた「奇跡の宗教」の軌跡を、『聖書』の精読を通して、神理解の変化に焦点を当てつつ探究する。
第1章 導く神──放浪の民に与えられた約束
第2章 解放する神──エジプト・奴隷生活からの脱出
第3章 戦う神──「聖戦」と約束の土地カナンの征服
第4章 農耕の神──農業王国としてのイスラエル
第5章 審きの神──王国の発展と選民思想の強化
第6章 隠れたる神──ユダヤ王国滅亡の衝撃
第7章 唯一なる神──世界の歴史を導く神へ
第8章 律法の神──ユダヤ教の成立