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説明
【本書の特徴】
・資料に基づいたワルシャワのショパンゆかりの場所を地図上で特定し、解説。
・書簡、古文書、古地図といった資料に基づいて特定できた場所だけを掲載。
・父ミコワイの独身時代とショパンのワルシャワ出立後のショパン家も。
・地図、図版はすべてカラー印刷。
・後半の「地図」の部では本書で採り上げた場所、現在の街路、通り名を印刷した半透明のシートを、歴史的地図と重ね合わせる体裁に。
・別刷りで、ヴィスワ河畔を中心としたワルシャワ主要部の歴史的地図の復刻版付き。
読み物としても気軽に読み進めることができる内容ですが、多くの伝記類に今も残る誤りや、根拠のない俗説については明確にその旨を指摘しています。
この一冊でショパンが暮らした19世紀初頭のワルシャワをイメージすることができるでしょうし、世界遺産にもなったワルシャワ歴史地区を訪れる際には、ショパンの足跡を辿れる信頼できる案内書として役立つことでしょう。
【推薦の言葉】
ワルシャワとショパン。
幼少期、青春時代、収めた成功の数々、その背景には彼が実際にその時を過ごした場所が明確に存在する。
このことは後世に生きる者たちの関心を常に集め続け、それが証拠に無数の文献が世に溢れている。
とはいえいずれの資料でもテーマが十分に語られることはなく、時に誤解の道へと導いてゆくものまでが存在する有様である。
この音楽家の足跡を記憶する場所の網羅的紹介という困難な課題に挑んだのがピョートル・ミスワコフスキ氏である。
おかげで我々は書簡や時事出版物、古文書といったものから丹念に拾い出された情報によるヴィジョンを得ることができた。
「ショパン家ゆかりの住所地」を記した地図が付されることによって、より内容豊かに、かつ実用的にもなった信頼のおける資料となっている。
本書は各教養人の家庭に備えられてしかるべきものといえる。 ──マレク・クフィアトコフスキ教授