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説明
夢は、いわゆる宗教的体験とは異なり、太古の昔から 21 世紀の今日に至るまで、誰もが経験しうる生理心理学的な現象の一つである。
しかしそれでいて他の生理心理学的な現象とは異なり、大脳生理学を初めとする現代科学において今もなお究明されていない部分が多く、そもそも夢という現象が如何なるメカニズムで生じ、また生体を維持するうえで如何なる意義を有しているのかさえ、未解明な部分が数々残されている。
本書は上下 2 巻よりなり、これまで人類が夢との関わりのなかで如何なる文化を築き上げてきたのかを、可能な限り幅広い時空間のなかで宗教史学的考察をしてゆくことを主たる目的とした。
(「まえがき」より)