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説明
近代日本プロテスタント教会史に巨大な足跡を残した人物であるにもかかわらず、なぜか植村正久の本格的な評伝はほとんど書かれてこなかった。
本書は、その欠落を埋めるべく著者が3部作の構想の下に企画した植村評伝の第1作である。
旧幕臣としての生い立ちから始まり、若き日のキリスト教との出会い、回心、そして献身へと至る若き植村の姿。
嫁姑の確執に苦悩し、最初の教会を辞任する人間植村の素顔、主著とも言うべき『真理一班』『福音道志流部』の著作の経緯。
また明治初期啓蒙思想との折衝など、植村理解に必須の問題に及ぶ。