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説明
ここに、現代の名説教師と称えられるカンタラメッサ師の人気の秘密が明かされる。
師は、故教皇ヨハネ・パウロ二世によって、教皇公邸の説教師に任命された経歴の持ち主であり、二度の来日では、東京・大阪・長崎で聖職者や信徒の黙想指導をされたこともある。
本書は、「司祭年」に当たり、前教皇ベネディクト16世ご臨席の下でなされた師の黙想会の講話を訳したものである。
神の言葉と教会の伝統によって司 祭に託された務めなどが考察されているが、聖職者だけでなく、洗礼を受けた信徒すべてに向けられたものであり、信仰の核心を突く内容が、分かりやすい言葉で語られている。
訳者の力量も推察される。