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「死と再生」をテーマに、大貫隆、岩島忠彦ら11人による論文と、森一弘をはじめとした4人のパネリストいよるシンポジウムの記録を収録。
私たちにとって避けられない「生」と「死」のテーマを、聖書学、教義学、人間論、キリスト教倫理、日本思想など様々な立場から考察する。
【目次】
まえがき/凡例
第Ⅰ部 聖書の照らしのもとに
・生と死――イエスの神の国 ……大貫 隆
・死の現実とヨハネが告げる永遠の生命 ……小林 稔
第Ⅱ部 神学と哲学の思索から
・死の神学
――カール・ラーナーへのオマージュ ……岩島 忠彦
・聖なる過越の三日間の祭儀に表れる死と生 ……具 正 謨
・死の恐怖と他者の発見 ……ホアン・アイダル
第Ⅲ部 現代における人間の歩み
・いのちの歳時記 ……竹内 修一
・ライフサイクルにおける危機と新生 ……武田なほみ
第Ⅳ部 日本的死生観と生死を生きてきた人々
・日本の思想における死と再生
――いま、過去から将来に向けて ……黒住 真
・一遍とアシジのフランシスコの生死観 ……髙野 修
・無心になって咲く
――「花」に極まる世阿弥の死生観 ……阿部仲麻呂
・自分の場を離れること
――浅川巧と植民地期朝鮮 ……三好 千春
第Ⅴ部 シンポジウム「死と再生」
司 会:宮本 久雄
パネリスト:森 一弘、黒住 真、竹内 修一、阿部仲麻呂
むすびとひらき/編著者紹介