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研究史を踏まえ、最新の諸説に批判を加えつつ紹介する十戒の研究。
シュタム/アンドリュウ『十戒』に続く基本文献。
全体像の把握とともに、十の戒めを一つずつ解釈し、人間の責任と義務への促しを読み解く。
[目次]
A
序──信仰と倫理の結びつきについて
普遍的倫理?──十戒の諸特徴について
十戒の成立と伝承史について
B
第一戒 信仰の排他性
第二戒 神の像を造ったり崇めたりしないこと
第三(二)戒 神の名を濫用しないこと
第四(三)戒 「シャッバート」を聖とすること
第五(四)戒 「両親を敬うこと」
第六(五)戒 「殺してはならない」
第七(六)戒 「姦淫してはならない」
第八(七)戒 「盗んではならない」
第九(八)戒 「偽証しないこと」
十戒の結び 第(九と)十戒 「むさぼってはならない」