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説明
現代においては神と人間との関係が見失われ、良心が軽んじられ、霊性が瀕死の危機に陥っている。
この危機を克服する道はどこにあるのか?
生涯をかけてこの問題と格闘したルターの「霊性」思想を、ルター研究のみならず、広くヨーロッパの人間学を探求してきた著者が満を持して解明し、打開の道を探る。
序章 教義神学と霊性神学
第一章 ルター以前のヨーロッパ霊性史
第二章 青年時代の基礎経験
第三章 初期の聖書講義における「霊」の概念
第四章 神秘主義と霊性──ドイツ神秘主義の「魂の根底」から「霊性」へ
第五章 完成期における霊の概念
第六章 義認論における霊性の意義
第七章 試練と霊性──試練を受けた良心の神学と霊性
第八章 霊性と愛のわざ
第九章 霊性と社会倫理
第十章 新しい聖人像の誕生──聖人の民衆化
第十一章 霊性主義者との対決
終章 現代の宗教的状況と霊性の復権