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西方教会の「雅歌」の解釈史を取り上げつつ、ジェンダーによってもたらされる解放的・生成的側面に光を当て、同概念を再考する。
執筆者=袴田玲、村上寛、坂田奈々絵、阿部善彦、鶴岡賀雄、寒野康太、宮本久雄。
【目次】
はじめに 袴田玲
ホノリウス・アウグストドゥネンシス『雅歌講解』を巡る女性と女性性の問題について 村上寛
雅歌を演じる――マンド司教グイレルムス・ドゥランドゥスと処女奉献式―― 坂田奈々絵
ことばが宿るとき――エックハルトと女性霊性の生と言葉をめぐる試論―― 阿部善彦
ルイス・デ・レオンにとっての「女性」ぼ諸相――雅歌講解を中心に―― 鶴岡賀雄
霊性の継承――バトラーのカタリナへの眼差し―― 寒野康太
「正典」としての雅歌――諸解釈の交差する場―― 寒野康太
むすびとひらき 宮本久雄