独りでは生きられない。二人では息が詰まる。三人ではこじれる。「二、三人の神学」ではどうだろう。
日本にはPerson(パーソン)にあたる言葉がない。日本のキリスト教も人格(パーソン)というものに正面から向き合ってこなかった――。キリスト教が人口の1%の壁をどうしても越えられない傷みを、牧師として叫びながら、その叫びが希望へと変わる分岐点をマルティン・ブーバーを道しるべに丹念に探った書。
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