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説明
ユダヤ教とキリスト教を総合的に理解する。
「旧約聖書、新約聖書、西欧の正統キリスト教、グノーシス派キリスト教、この四者のあいだの亀裂と対立、その緊張関係の理解なくしてどの一者の真の理解にも達し得ない。」
両聖書の言説を徹底的に分析し、ニーチェを嚆矢とした正統キリスト教に対する批判的考察を受け継ぎながら、その連関を浮かび上がらせる。
第1部 妬みの神(嫉妬と熱愛/嫉妬の心性と旧約聖書──『エレミヤ書』と『エゼキエル書』をめぐて/ヤハウェ主義を特徴づける女性嫌悪、あるいはその「肉」メタファー ほか)
第2部 イエス考(イエスというコペルニクス的転回──発展的転換か、対立か/イエスにおける慈悲の愛の構造/イエスにおける「天の王国」表象の「生命力」メタファー──種子と幼子 ほか)