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生涯と思想を立体的にとらえた評伝
ディートリヒ・ボンヘッファー(1906-1945)は、ドイツの牧師・神学者。24歳で大学教授資格論文を完成させるほどの俊才であった。ナチの教会政策に反対してドイツ教会闘争の若きリーダーとなった彼は、非暴力主義者であったにもかかわらず、ユダヤ人絶滅を図るナチの蛮行を前に、ついにヒトラー暗殺計画に加わった。しかし秘密警察に逮捕され、ドイツ敗戦の1か月前に39歳で処刑された。その生涯と思想は、第二次大戦後のキリスト教会と神学に大きな影響を与えた。没後80年を迎えた今年、ライフワーク『倫理』の新訳刊行や、映画の公開とも相まって、わが国でもボンヘッファーへの関心が再び増している。
本書は、ドイツにおけるボンヘッファー研究の新世代をリードしてきた著者による、簡潔にしてバランスのとれた評伝であり、ボンヘッファーへの入門書として最適である。原書は2013年刊行、翻訳は2024年の第3版を底本とする。
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