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哲学の祖ソクラテス。
プラトンによってかえってわからなくなっている彼本来の思想を、その後の哲学の展開やキリスト教思想を参照しつつ丁寧に解き明かし、ソクラテスが説いた「無知の知」と「幸福」の真実に迫る。
第1章 三種類の哲学──ソクラテス、プラトン、アリストテレス、エピクロス(哲学を学ぶために/予備的整理──三種の哲学 ほか)
第2章 哲学と宗教(キリスト教の信仰/哲学と宗教 ほか)
第3章 キリスト教神学の形成(自由意志と堕罪/罪の原因としての自由意志 ほか)
第4章 信仰と徳、さらにその先へ(キリスト教信者の徳/日本人の徳と信仰 ほか)