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典礼のための賛歌や聖書注解など、多くの著作を残したシリアのエフライムと、透徹した説教と聖書注解で知られたヨアンネス・クリュソストモス。
ローマ帝国とペルシア帝国に挟まれ、独自のキリスト教を展開していた地域で活動した両者の解釈学を、ガダマー、リクールらの現代の解釈学やレトリックをも視野に入れながら、本格的に比較考察する。
シリア教父の思想世界を初めて紹介する。
[目次]
序論(問題と方法/古代末期シリア、東と西/解釈学、古代と近代)
第一章 エフライムの解釈学(エフライムの生涯と著作/エフライムにおける神理解──その可能性と不可能性 ほか)
第二章 クリュソストモスの解釈学(クリュソストモスの生涯と著作/クリュソストモスにおける神理解──その可能性と不可能性 ほか)
第三章 エフライムとクリュソストモスの解釈学の比較(問題提起/エフライムにおける表象と言語/クリュソストモスにおける表象と言語 ほか)
結論