英語訳聖書お求めの手引き

英語訳聖書お求めの手引き


■KJV...King James Version
17世紀以来、長年にわたって使用されてきた歴史的な聖書。シェークスピアの英語と共に現代の英語の礎を築く。英文学、英語史を学ぶ上では不可欠だが、現在使われている英語とは、かなり違った古風な表記が使われている。なおNKJV...New King James Versionはアメリカ合衆国の聖書で、ほとんど、King James Versionを新しい英語に置き換えたもの。

■NEB...New English Bible
第二次大戦後、ギリシャ語・ヘブライ語から訳された聖書。ローマ・カトリックを除く全ての主だった英国の教会から承諾を受けた。

■REB...Revised English Bible1989
上記New English Bibleの改訂で、同様に英国の主な教会すべての代表者によって企画、指導され、今回はローマ・カトリックも正式に参加した。底本として1979年のネストレ=アーランド・テキストが用いられている。現在の英国で最もよく読まれている聖書。
※ネストレ=アーランド・テキストとは・・・現代の聖書学の最高水準を示すギリシャ語新約聖書テキスト。

■RSV...Revised Standard Version
英国でKing James Versionの改訂が承諾され、Revised Versionができた頃(1885)、まもなく米国でもAmerican Standard Versionが出来たが、これを全面改訂したもの。プロテスタント・アングリカン(聖公会)、ローマ・カトリックと正教会の公認を受けた。

NRSV(New Revised Standard Version)は上記のRSVを1990年に改訂したもので、プロテスタント・カトリック双方で広く使用されている。

■Today's English Bible(Good News Bible)
米国聖書協会が出版した聖書。必ずしも英語を母国語としない読者も念頭にして、言語のもつ意味内容を、自然で明確な、今の時代の英語に訳した。現在、日本の新共同訳聖書との和英対照聖書に採用され、学習会などでの利用も多い。
※Gospelの変わりにGood Newsを用いている。

New International Version
キリスト教改革教会、全国福音派同盟により、新しい英訳聖書の翻訳が求められた結果、世界中の英語圏から翻訳者が集められて生まれた聖書。訳の方針として原典のヘブライ語、アラム語、ギリシャ語に忠実であること。明確で自然な皆の使う言語で、慣用的表現で、しかも個性の強くない言葉使いをすること。現代的であり、かつ一時的なものではないことが支持された。

弊社3階洋書部では、ネットショップ登録商品以外にも多数の外国語聖書を取り揃えています。

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