ナチスからアメリカへ亡命したドイツの神学者パウル・ティリヒと哲学者リヒャルト・クローナー。ナチスの圧政を経験し、移住先での辛苦を経験して再開を果たした2人は、互いの友情を確認しあうとともに、生と死をめぐって神学的-哲学的に対話を重ねていく。近年発見されたティリヒとクローナー、およびその妻たちの往復書簡33通を収録・翻訳。両者の交流・議論の軌跡を示すほか、第1部に書簡編集者の解題、第3部に訳者の解題を配す。
"【取り寄せ】精神の自己主張 ティリヒ=クローナー往復書簡1942-1964" の最低購入数は 1 です.
"ヴェーバー・トレルチ・イェリネック ハイデルベルクにおけるアングロサクソン研究の伝統" の最低購入数は 1 です.
"アメリカ史のアイロニー" の最低購入数は 1 です.
激動の時代に新しい神学を樹立したシュライアマハーはなぜいま読まれるべきか。神学とは何かをわかりやすく解説しつつ、彼の思想にひそむ現代社会の危機突破の洞察を探る。
聖書は何を書いている書物なのか。聖書の登場人物から26人を選びだし、彼らのエピソードを中心に、ときには関連する歴史上のできごとや現代の事件もからめて、聖書とキリスト教の思想や考えかたをわかりやすく解説する心温まる一冊。とりあげるのは、誰もが知っている人類の祖アダムやイエスを裏切ったイスカリオテのユダから、知る人も少ないだろうヨブの娘ケフィアやキリニウスまでさまざま。各人物には関連する絵画を添え、目で楽しみながら読んで納得の、キリスト教だけでなく、人間そのものに興味がある人には待望の一冊。
神学をロマン主義から解き放ち、啓示の場所を人間の道徳性に求めて、神学を実証主義に耐えうる学問たらしめんとした近代神学の巨人、日本初紹介!
当時の複雑な学問・社会状況からリッチュル神学の特質まで詳細を付す。
宗教改革500年、今こそルターを読む。
記念碑的な「九五箇条の提題」とともに宗教改革を決定づけた重要文書をすべて新訳!
今を遡ること500年、1517年にマルティン・ルター(1483-1546年)は「贖宥の効力を明らかにするための討論」を公表した。
これこそが、ヨーロッパに激震を走らせる宗教改革の発端となる歴史的文書「95箇条の提題」にほかならない。
この文書によって時代は確実に動き始めた。
ルターはバチカンの教皇から審問を受けて、自説を撤回しなければ破門とする旨を告げられ、皇帝カール5世にも厄介者とみなされた。
それらに屈することなく強い意志を持ち続けたルターは、「95箇条の提題」で説かれた内容を、その後の変化や論争を踏まえつつ、より正確に、そしてより多くの人々に伝えることを目指す。
そうして不眠不休で執筆を続けたルターが頂点を迎えるのは、3年後の1520年である。
この年に発表された『キリスト教界の改善について』(8月刊)、『教会のバビロン捕囚について』(10月刊)、『キリスト者の自由について』(12月刊)の三冊は、のちに「宗教改革三大文書」と称されるに至る。
本書には、従来、文庫版では『キリスト者の自由について』しか読むことができなかった「宗教改革三大文書」をすべて収めるとともに、「95箇条の提題」をも収録した。
キリスト教思想はもちろん、ドイツ思想史にも知悉した第一人者が手がけた決定版新訳、ここになる。必携の1冊がついに登場!
訳者序文
贖宥の効力を明らかにするための討論[九五箇条の提題]
キリスト教界の改善について──ドイツのキリスト教徒貴族に宛てて
教会のバビロン捕囚について──マルティン・ルターによる序
キリスト者の自由について
訳者解説
訳者あとがき
"【取り寄せ】アーレントとティリッヒ" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】ティリッヒとフランクフルト学派 亡命・神学・政治" の最低購入数は 1 です.
"キリスト教の絶対性と宗教の歴史" の最低購入数は 1 です.
歴史的な講演の新訳
ルターの宗教改革と近代世界とを安易に直結させる20世紀初頭のナショナルな解釈に抗し、プロテスタンティズムが近代科学やデモクラシー、資本主義などといかなる関係にあるかを冷静に論じ、その歴史的因果連関を明らかにした名講演。
巻末に訳者による綿密な解説。
"近代世界の成立にとってのプロテスタンティズムの意義" の最低購入数は 1 です.
現代の科学は世界の現実をどこまで説明できるのか?
卓越した組織神学者でもあるパネンベルクが生物学から物理学、宇宙論に至るまで、自然科学との神学的対話を試み、「自然の神学」の構築を目指す。
[目次]
第1章「科学者に対する神学的問い」
第2章「創造と近代科学」
第3章「神と自然」
第4章「偶然性と自然法則」
第5章「霊の教説といわゆる自然の神学の役割」
第6章「霊(spirit)とエネルギー
第7章「霊(spirit)と精神(mind)
"自然と神 自然の神学に向けて" の最低購入数は 1 です.
われわれはいかなる希望をもっているのか?
3世紀の教父オリゲネスから現代の神学者ラッツィンガー(現教皇ベネディクト16世)までの「終末論」の歴史を検討し、今日の問題状況を視野に入れながら、われわれの希望の根拠を問う。
第1章 「終末論」の概念とその変遷
第2章 ナザレのイエス──「希望の担い手」か
第3章 人間とその歴史における神の行為
第4章 希望の神──将来への主権
第5章 希望における一致?エキュメニカルな視点
第6章 諸教会の生における希望
第7章 レジュメ──終末論の基本的諸問題
"終末論入門" の最低購入数は 1 です.
キリスト教文化の形成をめざす新鋭の神学者が、社会、経済システムや法、教育、さらにスポーツや芸術まで、現代社会のさまざまな問題をテーマに語った講演集。
プロローグ 弁証学としての文化の神学
1 社会の市場化とプロテスタンティズム
2 法は神学を必要としているか、あるいは神学は法の問題について何かを語り得るのか?
3 宗教を教えることは可能なのか?
4 表現主義と宗教
5 オリンピックはひとつの宗教か?
6 原点としての「神道指令」
"文化は宗教を必要とするか 現代の宗教的状況" の最低購入数は 1 です.
"憶えよ、汝死すべきを 死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史" の最低購入数は 1 です.
"思想力 絵画から読み解くキリスト教" の最低購入数は 1 です.
"宗教について 宗教を侮蔑する教養人のための講話" の最低購入数は 1 です.
プロイセンを中心として統一された「ドイツ帝国」のナショナリズムを支えるイデオロギーとして、プロテスタント神学はいかなる役割を果たしたのか?
本書は、ヴィルヘルム帝政期(1871-1918年)ドイツにおけるプロテスタント教会と神学の多様な潮流を分析し、神学思想と社会・政治的文脈との隠された「絆」を解明した、初めての包括的研究である。
プロローグ 1871年から1918年のドイツ社会とプロテスタンティズム
第1部 ヴィルヘルム帝政期のルター派リベラリズムとその他の宗教的勢力
第1章 ヴィルヘルム帝政期における二つのリベラリズム
第2章 ヴィルヘルム帝政期のルター派保守勢力とリベラリズム
第3章 ヴィルヘルム帝政期における政治的カトリシズム
第4章 ドイツ・ルター者とヴィルヘルム帝政期の労働者問題
第2部 リベラル・ナショナリズム
第5章 労働者問題とドイツ・ルター派
第6章 逆立ちしたナショナリズム
第7章 ルター派は西欧的なリベラル・デモクラシーを受け入れることができるのか
第8章 東と西の間のナショナリズム
第3部 ラディカル・リベラリズム
第9章 ヴィルヘルム帝政期の政治的暗号としてのキェルケゴール
第10章 神学的アヴァンギャルドとしての初期カール・バルト
エピローグ 二つのリベラリズムと第一次世界大戦
補章 日本の問題としてのヴィルヘルム帝政期のリベラル・ナショナリズム
"十九世紀のドイツ・プロテスタンティズム ヴィルヘルム帝政期における神学の社会的機能についての研究" の最低購入数は 1 です.
"公共神学と経済" の最低購入数は 1 です.
"【店頭在庫のみ】信仰のメロディー キーワードで読み解くキリスト教" の最低購入数は 1 です.
※2015年8月重版出来
「近代神学の父」と呼ばれるシュライアマハーは、大学教授の傍ら、生涯にわたって説教し、牧会した「教会の神学者」であった。
シュライアマハーが構想した神学体系を知る唯一の手がかりとなる名著。
第1版(本邦初訳)と第2版(改訳)を併せて収録。
今日の研究状況を知る解説と、読者の理解を助ける用語解説を付した。
"神学通論(1811年/1830年)" の最低購入数は 1 です.
"トレルチとドイツ文化プロテスタンティズム" の最低購入数は 1 です.
"シリーズ神学への船出03 神学の起源 社会における機能" の最低購入数は 1 です.
"神学とキリスト教学 その今日的な可能性を問う" の最低購入数は 1 です.