説明
聖書由来の作品を手掛けるバイブル蒔絵師・宮元美千子氏による本うるし蒔絵パネル作品です。
漆黒のパネルにアルパカの親子が描かれています。蒔絵で描かれた毛並みは光が当たると黄金に輝きます。
見る角度によって全く異なる味わいが楽しめるのが蒔絵作品です。
蒔絵カリグラフで書かれた聖書の御言葉は
「天よ、歌え、地よ、喜べ」(イザヤ書49章13節)
の原典ヘブライ語です。
「רנו שמים וגילי ארץ(ロヌー シャマイム ヴェギリ アレツ)」
光が当たると聖句がひかり輝きます。
日本の伝統工芸の粋を込めた逸品です。
結婚祝いや、受洗記念の贈り物にどうぞ。文字をお好きな日本語に書き換えることも可能です。
ご注文を頂いてからの受注制作となります。蒔絵作品の制作には30以上の工程を経る必要があるため、制作までに2~3ヶ月のお時間をいただきます。
サイズ:
縦12cm × 横13cm × 厚さ1cm
素材:
天然木、本漆(ほんうるし)、金粉、銀粉
額装オプションをお選びいただいた場合、額本体は写真のものと異なる場合(同価格帯の別デザイン)がございます。予めご了承ください。
蒔絵(まきえ、まきゑ)について
蒔絵は、漆器の表面に漆(うるし)で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金粉・銀粉などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させるわが国独得の美術工芸です。奈良時代にすでにその原型が正倉院宝物に見受けられ、「蒔絵」という用語も平安時代に早くも登場します。平安時代中期以降は貴族社会の間に流行し、寺院建築、家具調度、文房具などの装飾に広く応用されました。その後、時代が下るにつれて武家や庶民の間にも広く愛用されるようになりました。また、15世紀の南蛮貿易以降、蒔絵を施した漆器はヨーロッパを中心に「Japon」、南米を中心に「Maque」と呼ばれ、日本の代表的工芸美術品として流通しました。
現在では漆器だけでなく、仏壇や仏具、雛人形や五月人形の装飾品、万年筆などさまざまなものの装飾に用いられています。
宮元美千子先生は蒔絵師として活躍する傍ら、聖書を題材とした図柄作品、ヘブライ語を配した図柄作品などの作品を手掛ける、業界において唯一無二の職人として活躍しています。
(宮元美千子先生略歴)
石川県輪島市に生まれる。
1977年
金城短期大学(現金城大学短期大学部)入学 日本画家丹羽俊夫氏に師事
1979年
金城短期大学 美術科日本画科卒業
同年漆芸家日展作家 福久清一氏に師事 弟子入り
1983年
蒔絵年季明け 漆工房「福久」の職人となる
1984年
イスラエル旅行(聖地巡礼)
1994年
石川県金沢市にて蒔絵教室「グループ・マソレット」主宰開始
1998年
「ぶらっく」「兼六画廊」「バルク片町」「エルフ金沢」等地元ギャラリーにてグループ展開催
(以後16回に渡り開催)
2003年
ミニ個展「蒔絵とイスラエルソング」を開催
2016年
二度目のイスラエル旅行(聖地巡礼)
2017年
漆芸でヘブライ語を表現する個展「Hebrew On 漆」を開催
2022年
日本イスラエル国交樹立70周年記念公式行事として「ヘブライ蒔絵の深遠なる世界 宮元美千子展」開催
(美術展への出展)※日本画含む
サロン・デ・ボザール展
輪島市美術展
国際亜細亜現代美術展
国際公募 日創展 等
努力賞、海外選抜賞、金沢市議会議長賞など各賞受賞