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説明
【内容説明】
●海外に所在するカトリック教会の同時代史料を博捜し、教会が一翼を担った海上貿易、商人、通貨、送金、為替、利子、教会と権力者に焦点をあて、キリスト教教会の本音と建て前を徹底解明。
●キリシタン時代日欧交渉史の名著『キリシタン時代対外関係の研究』(1994年、吉川弘文館)の全編に渡り加筆訂正し、新稿3本を加え、索引を付す。
【目次】
第一章 イエズス会『会憲』等に見られる経済基盤の理念とキリシタン教会
―とくにレンタと喜捨を中心に―
第二章 キリシタン布教におけるウスラ徴取の問題
第三章 キリシタン教会の貿易活動―マカオ=長崎間以外の貿易について―
第四章 キリシタン教会の貿易活動―とくに生糸以外の商品について―
第五章 キリシタン教会の貿易活動―托鉢修道会の場合について―
第六章 キリシタン教会の経済活動における送金
第七章 ポルトガル領インディアにおけるレアル貨為替相場とイエズス会宣教師
第八章 キリシタン教会のマカオ駐在財務担当パードレ
第九章 キリシタン時代における“教商”
第十章 キリシタン時代における府内司教区の経済基盤
第十一章 江戸幕府の禁教令とイエズス会日本管区長カルヴァリョ
第十二章 転び伴天連荒木トマス
第十三章 長崎代官村山当安をめぐる一つの出来事
第十四章 キリシタン宣教師が用いた暗号
第十五章 「越冬」invernarの語義
増 補
第一章 揺籃期日英交渉の一齣
第二章 キリシタン時代の文化と外交
第三章 「予はローマに行ける伴天連ジュリアン也」
あとがき
索 引
[上製・函入]