商品詳細
説明
たくさんの絵本を前に、どんな絵本を読んであげたらいいのか迷っているお父さんお母さん、そして子どもとかかわるお仕事をされている方々へ。
かつて、マスコミにはいっさい登場しなかったにもかかわらず、数千人もの子育てママから「第二の母」と慕われ続けた伝説の絵本アドバイザーがいました。子どもの本の専門店「童話屋」の元読書相談員・向井惇子さんです。その気さくであたたかな講演が、一冊の本になってよみがえりました。
はじめに…………向井ゆか
1 子どもの成長に寄り添った絵本選び
赤ちゃんの体に触れる、言葉でも触れる
赤ちゃんに必要なのは、本ではありません
本を読んであげるタイミング
いくつからでも楽しめる読書体験
信頼できるおとなと過ごす安心感 『ちいさな ヒッポ』
冒険をしながら少しずつ世界を広げていく 『アンガスとあひる』
反抗しても受け入れてくれる家族 『どろんこハリー』
自分の価値観で生きていく 『あおい目のこねこ』
絵本の形態には意味がある
2 「生きる力」を育む読書
願うこと・自分を思ってくれる人がいること 『ロバのシルベスターとまほうの小石』
三種類の『おおきなかぶ』
語り方と、絵の表現を比べてみる
本を選んだ大人の価値観が伝わる
言葉と絵から体得する「美しさ」
本を読むということ
質問に応えて
3 その後の勉強会から
試行錯誤/たくさんの生活体験を/絵本を読んであげる十分間/字の形、美しさ/絵本のことを「よく知る」ために/子どもの感性の基礎となるもの/リストについて
受け継がれていくもの…………星 望
おわりに…………向井ゆか
巻末資料
講演時に展示した一〇〇冊リスト
東山絵本勉強会で配られた読みものリスト