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説明
中世初期8~10世紀のキリスト教会発展の歴史とカロリング帝国の高揚・絶頂・衰退の政治過程とを密接に関連させて詳しく叙述。
政治支配者と教会の葛藤を見事に描出したエーヴィヒの貴重な労作。
第1部 ローマ教皇の東ローマ皇帝権からの離脱とそのフランクへの接近(八世紀初頭のキリスト教世界/ローマ教会のフランクへの嘆願と教会国家の発端 ほか)
第2部 カール大帝と教会(カールの登場、ランゴバルド王国の併合、ペテロ世領領の境界設定/聖像論争、キリスト養子説、聖霊発現論 ほか)
第3部 カロリング時代の絶頂とその下降の始まり(ルートヴィヒ敬虔帝統治下の帝国・教会改革/帝国と教会の危機 ほか)
第4部 カロリング時代終末期の国家と教会(ルートヴィヒ敬虔帝の死から皇帝ルートヴィヒ二世の死にいたるまでのカロリング帝国/カール大帝の孫、曾孫期における改革、神学、教養 ほか)