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フェニキアからローマまで
聖書はどのようにしてできたのか。完成した文書として天から舞いおりたのでもなければ、ひとりの人間が啓示を授かり、それを一言一句記録したものでもない。長い年月をかけ、多くの人の手をへて記述・筆写・編集がなされたものであり、その過程で時代と環境の影響をさまざまに受けてきた。本書は、聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界のありさまや、一方で歴史が聖書本文に与えた影響を、都市ごとに見ていくことで、聖書の成り立ちをたどるものである。
[目次]
序章
第1章 フェニキア人の都市国家
第2章 ウガリト
第3章 ニネヴェ
第4章 バビロン
第5章 メギド
第6章 アテネ
第7章 アレクサンドリア
第8章 エルサレム
第9章 クムラン
第10章 ベツレヘムとナザレ
第11章 ローマ
終章
謝辞
訳者あとがき
図版クレジット
参考文献一覧
原註
聖句引照索引
人名・項目索引
[原題]The Cities That Built the Bible