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「汝」と出会うための聖書
ブーバーはなぜ聖書翻訳を志したのか。
その翻訳の特質をなす預言者的解釈とは何か。
それは彼の対話的哲学とどのように関係するのか――。
従来ほとんど考究されてこなかった「聖書翻訳者としてのブーバー」を明らかにし、その思想世界に挑んだ労作。
序論 ブーバー研究の現状と方法論
第1章 ブーバー研究の動向
第2章 ブーバー自身の研究スタイル
第3章 ブーバー研究の動向に対する筆者の見解
第4章 本研究の視点・方法・独自性
第1編 我──汝から聖書へ
第1章 基礎的存在論:関係内存在
第2章 汝の始原性と神の蝕
第3章 宗教性の再評価
第4章 倫理と宗教性
第1編の結び:ブーバーと宗教性
第2編 聖書から我──汝へ
第1章 ブーバー聖書翻訳の評価
第2章 聖書言語論
第3章 聖書翻訳の方法論
第4章 ブーバー方法論の聖書学的位置づけ
第5章 神名の翻訳における我──汝
第6章 ヤコブ物語の対面における我──汝
第7章 アブラハム物語における預言者の特徴
第8章 預言者イザヤから第2イザヤへ
第9章 預言者の問題と翻訳の意義
結論 汝としての聖書