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「神の国」の説教者であるがゆえに政治家へと転進したブルームハルト。
その思想はラガーツの宗教社会主義運動、バルトらの弁証法神学という二つの流れに継承された。
両者の葛藤の跡を歴史的・実証的に辿りながら社会思想としての「神の国」思想の根本構造を描き出す。
[目次]
第一部 C・ブルームハルトにおける「神の国」思想の構造
序章 ブルームハルトとその時代
第一章 受肉の倫理
第二章 創造の倫理
第三章 終末の倫理
第二部 スイス宗教社会主義運動──レオンハルト・ラガーツの場合
第一章 スイス宗教社会主義運動の展開
第二章 L・ラガーツにおける「神の国」思想の形成と社会実践
第三章 実践的キリスト教としての宗教社会主義
第四章 変革と平和の思想としての宗教社会主義
第三部 宗教社会主義から弁証法神学へ──「神の国」論争史
第一章 ブルームハルト的「神の国」運動
第二章 「神の国」の言葉と現実──クッターとラガーツ
第三章 「神の国」の此岸性と彼岸性──ラガーツとバルト
第四章 「神の国」思想の歴史形成力──実践的キリスト教のエートス
付論 賀川豊彦における実践的キリスト教のエートス