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歴史の襞に分け入り、ユダヤ人の歴史を複眼的に描く。
ヨーロッパ史におけるユダヤ人の功罪、過酷な迫害の被害者であるとともに加害者でもあった彼らの正負をともに描き、ヨーロッパの近代、日本の近代を問い直す。
第1章 カエサルの友ユダヤ人──ヘレニズムとローマ帝国の影の下で
第2章 カエサルの奴隷、神の敵、儀式殺人者──中世イングランドのユダヤ人(ユダヤ人高利貸と教皇の高利貸/神の敵と儀式殺人)
第3章 神の敵、植民主義の尖兵──スペイン、ポルトガルのマラーノとユダヤ人(多文化的なスペインの死とユダヤ人の運命/スペイン、ポルトガルの海外膨張とマラーノ)
第4章 神の敵か女王の友か──スペイン、イングランドの覇権争いとロペス処刑事件
第5章 リベラリズムと植民主義の友──オランダ共和国のマラーノとユダヤ人(ユダヤ人社会から神の敵の烙印を押されたマラーノ/世界貿易におけるオランダの覇権とポルトガル系ユダヤ人)