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実証的・先端的研究を担う若手の研究者を集め、ヨーロッパ統合史研究のあり方を根本的に問い直す書。
「複数のヨーロッパ」という視座を導入し、旧来の統合史をいったん解体したうえで、再び統合史に立ち戻る1冊。
第1部 ポスト「正史」のゆくえ(ヨーロッパ統合史のフロンティア──EUヒストリオグラフィーの構築に向けて)
第2部 ヨーロッパの「暗い遺産」(戦争のなかの統一「ヨーロッパ」、一九四〇 - 一九四五年/黒いヨーロッパ──ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋」主義 ほか)
第3部 統合の複線的系譜学(もう一つの「正史」──農業統合の系譜とプールヴェール交渉、一九四八 - 一九五四年 ほか)
第4部 多極化する世界とヨーロッパの模索(「全欧」と「西欧」のあいだ──ブランドの東方政策におけるヨーロッパ統合問題 ほか)