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説明
近代が突きつける文化の多元性・相対性の前に、キリスト教の真理性は維持できるのか。
マックス・ウェーバーの盟友にして近代神学の巨人が、これまでの学問的方法を再検討し、他の啓典宗教や仏教・インド思想との比較を通じて、その価値の再確認を試みる。
ますますグローバル化する現代にこそ読まれるべき古典。
第1章 近代の歴史学の神学への影響と神学の側での対応
第2章 既存の「絶対性」論の検証
第3章 歴史的相対性から価値規範性への転回をふまえての「絶対性論」
第4章 歴史学的思惟によってキリスト教を価値ある最高の宗教として容認することができるのか
第5章 歴史学的に引き出された「絶対性」の主張は信仰をもつ者にとって十分なものであり得るのか
第6章 宗教史的・宗教哲学的基盤の上でなおキリスト教の教会的形態と信仰は可能なのか