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ホームレスが路上死し、老人が孤独死し、若者がブラック企業で働かされる日本社会。人々のつながりが失われて無縁社会が広がり、格差が拡大し、非正規雇用が常態化しようとする中で、私たちはどう生きればよいのか?本当の“絆”とは何か?いま最も必要とされている人々の連帯とその倫理について、社会的に発信を続ける茂木健一郎と、長きにわたり困窮者支援を実践している奥田知志が論じる。
対談 真のつながる力とは何か(健全に傷つくことができる社会へ;キリスト教の思想とホームレス支援;生きる意味を問う)
絆は傷を含む―弱さを誇るということ(なぜ支援するのか―人は一人では生きていけない;対抗文化―光は闇の中に、東から;「俺は人間か」;他者からの言葉―「きっと笑える時がくる」;相互多重型支援―笑える牡蛎プロジェクト;人はなぜ絆を必要とするのか―創造論から;人はなぜ絆を必要とするのか―進化論から/絆のモノ化 私とそれ;絆は傷を含む―タイガーマスク現象とは何であったのか;助けてと言うこと―誇り高き人間として生きるために)