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年間2万5千人近くが自死する日本社会にあって、教会、信徒はどのように自死に向き合うべきか。
本書は自死遺族支援、自殺予防をテーマに展開。遺族、自殺未遂体験者の手記、支援者や専門家からの提言を収録。
「自死」を通して生きることをあらためて考える。
第1章 自死遺族を支える
自死差別とその歴史的展望 斎藤友紀雄
神さまに本当に「委ねる」ということ 飯塚道夫
こころの病と信仰との関係 石丸昌彦
自死遺族支援の会の実像 鈴木愛子
教会は傷ついた人々への絆の確立を 関田寛雄
社会への問題提起と身近で地道な支援を 斎藤友紀雄
カトリック教会の取り組み──孤独からつながりへ 幸田和生
悲しみを受け入れる器としての教会へ 高橋克樹
教会の宣教の働きのひとつ「ともに歩む会 永山教会自死遺族の集い」
自死を身近に経験した読者からの便り 投稿より
投書へのレスポンス 吉岡光人
自死遺族を支えるために 平山正実
第2章 自殺予防の取り組み
自殺が急に減少し始めた──その理由を問う 斎藤友紀雄
自殺は「最善」?──自殺予防に求められるもの 白井幸子
自殺と精神疾患──基礎知識と対応へのヒント 石丸昌彦
教会は弱音を吐ける場所に──「弱さ」こそ力と共感を呼ぶ 月乃光司
牧師にできること──教会員の信頼に支えられて 西間木公孝
自殺と宗教──人間と集団の結合度から見る 斎藤友紀雄
「絶望」の先を見据えて──精神医学の臨床から 小笠原將之
隙間を埋める──子どもの自殺を防ぐために 長岡利貞
自死者の葬儀──教会の現場から考える 斎藤友紀雄
牧師の自死──特殊な働きへの理解を 高橋克樹
高齢者の自殺──それをなくすため私たちにできること 松本寿昭
隣にいて友だちになること──自殺したい思いに寄り添う 西原由記子