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20世紀初頭のドイツの宗教哲学、歴史哲学の権威、トレルチの代表作。
「キリスト教的古代」という歴史的地位からアウグスティヌスを論じた画期的な試み。
1952年初版。
[目次]
第一章 『神の国』の分析
第二章 中世情勢との相違(『神の国』で前提された情勢と中世の全情勢とのもっとも一般的な相違/教会概念の相違/国家概念の相違 ほか)
第三章 キリスト教的古代の倫理学(アウグスティヌスがキリスト教的古代の内部で本質的な文化的意義をうるかどうかという問題、この彼の文化的意義は、キリスト教の最初の偉大な文化倫理学をつくったことにあるという解答 ほか)
第四章 アウグスティヌスのキリスト教的倫理学(学問的=キリスト教的倫理学者へのアウグスティヌスの発展/最高善の理念 ほか)
第五章 アウグスティヌスの諸文化財の評価(個々の文化財の組織/あらゆる倫理的文化価値の前提としての肉体と感覚文化 ほか)
第六章 アウグスティヌスの歴史的地位(アウグスティヌスとキリスト教的古代との関係と中世との対立/トマスの神学および倫理学との相違の個々の点)
結論(ヨーロッパ精神史の世界史的把握およびキリスト教的理念の発展に対する研究の結果)