商品詳細
タグ
説明
「はじめに、ことばがいた」。
かつて挑戦したヨハネ福音書新訳の経験を踏まえて、新しい読み方を提案する。
イエスの謎めいた語り口の秘密とは何か、愛していた弟子とは誰か、「世の光」が告げる霊的経験とは何を指すのか…
ヨハネのイエスは、共に生きて働いているというリアリティを伝えていた。
経験のことばで、独自のヨハネ理解を語る。
1 生きている復活者(「神の子」キリスト──日常生活における復活者の臨在/「はじめに、ことばがいた」──イエスとの最初の出会い ほか)
2 イエス物語の仕かけと背景(「見たことがないのに信じる人々は幸いだ」──「見る」ことと「信じる」ことの意味/「謎めいたかたちで語る」──読者に戸惑いを与えることの意味 ほか)
3 ヨハネの「世」──自然観と社会観(世は彼を介してできた──ヨハネ福音書の「世界」観/「自分たちの罪のうちに死ぬであろう」──ヨハネ文書における「罪」の概念 ほか)
4 ヨハネ教団(「互いに愛し合いなさい」──信仰と愛の共同体/「私が良い牧者」 ほか)